こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤寛です。
突然ですが、良い音楽って何でしょうか。心地よい音楽って何でしょうか。
「やっぱり、心地よいと言えばモーツァルトかな」
「おれは、このヘビメタがたまんねんだ。最高に心地いーぜ」
人それぞれですね。
人によって心地よい音楽が違うように、環境によっても最適な音楽はそれぞれ違います。
環境にあった最高の音楽を提供し、その使い方を伝授するのが私の仕事です。
医療の現場では、患者さんを安心させるための音楽、繰り返しの作業が多い職場では飽きさせない音楽、喫茶店では雰囲気のいいジャズなど。
ただ、実際はといえばないがしろにしているところが多いようです。
私も食事に出かけて、とびきり良いBGMを流しているお店に出会ったことはあまりありません。たいていは、有線放送が流れている程度です。
音楽一つで大きく環境を変えることができるのに
本当にもったいないですね。
次回からは具体例も入れながら、楽しく進めたいと思っています。
現在、お店のBGMがなんか味気なくて困ってるんだよなという方がいらっしゃいましたらコメント欄に書き込んで下さい。最適なアドバイスをさせていただきます。
音環境コンサルタント 齋藤寛
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
さて、今日は少し具体的に解説したいと思います。
居心地の良いお店とそうでないお店。何が違うのでしょう。
スタッフの対応、活気、品揃え、価格、ライティングなどいろいろと考えられます。
音楽はどうでしょうか?
「あそこはBGMがよくて、なんかいんだよな」
こう思うお店は、まず間違いなく音楽に気を使っているでしょう。
名前を出すと問題もあるでしょうから伏せておきますが、ある喫茶店での話。
「ここのBGMはとてもいい。有線ではないようだが、何を流しているんだい。」
実は、そこの会社が独自に開発したBGMだったのです。
それが、だんだん話題になりCD単体としても発売するに至ったほどです。
おっといきなりCDデビューかと思いますよね。
大丈夫です。確かにこの例は理想ですが、ちゃんと考えて流していれば既存の音楽で十分ですよ。
音楽というのは無意識の領域に入ってきますから(ちょっと難しい話ですね)、何も考えていで流しているととても怖いことになります。
ある程度きまった音楽を流すことによって、そのお店のブランド化にも繋がるわけです。
私も、とても居心地の良いお店があります。ビートルズがいつも流れていて、お店の雰囲気ともとてもマッチしています。いいですよ。
次回は、少し音楽の心理学を交えてお話しましょう。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
今日は、少し音楽の心理的なお話をします。
好きな映画はなんですか?
私は「ロッキー」と「ランボー」です。何度見ても、興奮しますね。
その映画の中で音楽はどのような役割を果たすのでしょうか。
音楽のない「ロッキー」を思い浮かべてみて下さい。
……。
なんとも言えないですね。
間違いなくヒットはしなかったでしょうね。
そう、音楽は映像にとても大きな役割を果たしているのです。
おもしろい実験のお話をしましょう。
あるスポーツの映像(一人だけ出演)に様々なジャンルの音楽を付けてみました。
その後、出演している人に対してどのような印象を持ったかを聞きました。
実験方法の詳細はここでは省略しますが、音楽によって出演している人の性格まで印象が変わったのです。
ヘビメタ(いつもこれ)とジャズを流したのでは、だいぶ印象が変わるでしょう。
なんとなく想像がつきますか?
簡単に言うと、ヘビメタの方はヘビメタっぽい性格(?)、ジャズはジャズっぽい性格(?)となるわけです。
怖いですね、音楽は。
それでは、BGMはお店や現場にどのような影響があるのでしょうか。
んーなんだかBGMに気を使いたくなりましたか?
いーやまだまだ、そんなの面倒だとおっしゃるなら私のブログについてきて下さい。
それでは、今日はこのへんで。
こんにちは。音環境コンサルタントの斎藤 寛です。
今日はとても天気がいいですね。こんな日は外にドライブに出かけたくなります。
やはり欠かせないのが車のBGMですね。
最近はフランスのピアニスト「ディディエ・スキバン」をよく聞きます。
クラシックでもなく、ジャズでもなくとても良い雰囲気のピアニストです。
楽譜も出版されていますので、興味のある人は挑戦してみてください。
私も時々練習していますが、一曲通して弾くのは難しいです。
さて、BGMを選ぶ基準はなんでしょう。
「好きだから」
「海に行くから、ビーチボーイズ」
「トレーニングに行くときはロッキーのテーマかな」
また、ロッキーです。
いろいろな理由で選んでいると思いますが、BGMがドライブにどんな影響を与えるのでしょうか。
ここでも、おもしろい実験があります。
同じ景色でも、BGMによって悲しく映ったり、楽しく映ったりするというものです。
音楽を聴くと昔を思い出すということがあると思います。これも同じ原理ですが、音楽の印象というのはとても強烈なのです。
私もシューベルトの「即興曲」を聴くと、雨の日の実家を思い出します。
おそらく、始めてCDを買って聴いた日が雨だったのでしょうね。
恋人を乗せて、ドライブ。音楽には少し気を使ったほうがいいかもしれません。
「おれはヘビメタ(またでた!)が好きだから、大音量でガンガンいくぜ。男の生き様みとれ~」
と言って、チューリップでも見に行ったとしましょう。
印象は強烈でしょうが、もう少しソフトで明るい曲の方がウケが良いかもしれません。
恋人は「チューリップ」=「ヘビメタ」となることでしょうね。
それでは、今日はこのへんで。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
そうそう、前回紹介した「ディディエ・スキバン」ですが、
実は近くの本屋さんでかかっていたBGMでした。
はじめて入った本屋さんだったのですが、BGMが気になって仕方がなく、店員さんに聞いた次第です。
早速、その日のうちにCDを手に入れていました。
それからは、BGMにもひそかに期待してその本屋さんには通っています。
毎回行くたびに、良い音楽ばかり流れていて、立ち読みがはかどります!
おそらく、多くのお客さんが満足しているはずですよ。BGMをうまく使った良い例だと思います。
店員さんに聞いたのはそれっきりですけどね。
今日は、天気がいいついでに自転車で一回りしてきました。
なぜかって?
「サウンドスケープ」という言葉を聞いたことがありますか。
日本語では「音の風景」とでもいいましょうか。
音の環境を自然科学や人文科学など様々な側面から総合的に捉える概念です。
少し難しいでしょうから、実例をあげましょう。
ということで、サイクリングにでかけたのです。
私のうちの周りは田んぼばかりで、とても静かなところです。
普段はほとんど車ですから、今日はいろいろな音の発見がありました。
夕方になって出掛けたのですが、丁度かえるの大合唱が始まっていました。
音量で言えばとてもうるさいはずなのに、耳に心地よい音でした。
風で、擦れる木々の音。耳に流れる空気の流れ。日頃、忘れていた感覚を取り戻しました。
音と環境をうまく融合してすばらしい情景が広がっていました。
「サウンド・スケープ」とはこのような「音の風景」を言います。
次回は、「サウンド・スケープ」を意図的に作り上げる話をしましょう。
「サウンド・デザイン」というと分かりやすいでしょうか。
BGMや音楽で困ったことや質問等ありましたら、コメント欄からお書きください。
それでは、また。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
朝起きると、外も見ないのに天気がわかることがありませんか。
何だか、今日はくもりっぽいからもうちょっと寝ようとか、
おっ、今日は晴れてるなとか無意識にわかるときがあるように思います。
雨の時は雨音でわかるとは思いますが、不思議な感じですよね。
あっ、これって特別音楽の話に結びつけようとは思ってません。
すいません……。
「サウンド・スケープ」の続きでしたね。
情緒あるかえるの鳴き声、静かな雨音など耳に心地よい音もあります。
しかし、街中には車の騒音やサイレン、信号機の音など人工のあまり心地よいとは思えない音も多く存在します。
ある町ではそれらの音をうまく消す対策を考えているところもあるようです。
「マスキング」です。
ある音を別の音で消してしまうことです。周波数が近ければ近いほど効果が高いと言われています。
おおっと、突然難しい話になりました。でも、身近にも毎日起こっているんですよ。
例えば、音楽を聴いている時にドライヤーをかけるとベース付近の音だけ聞こえたりしませんか。これです。
周波数というのはHz(ヘルツ)といい、音の高低を表す単位です。ピアノでいうと、真ん中のラが440Hz、一番低い音が27.5Hz、一番高い音が4096Hzです。
何となく、想像がついたでしょうか。
そう、この現象を利用すれば車の騒音も少しは静かに感じるわけです。
車の騒音はだいたい、1000Hzくらい。
木々の擦れる音もだいたいそのくらいと言われています。
風が強い地域にうまくすれば、騒音が減少し、自然のサウンドデザインが完成するかもしれません。
お店や、職場でも利用できそうですね。
「あの上司いつもうるさいから、マスキングして。」
おお、そうきましたか。まあ、上司の話はちゃんと聞くとしましょうよ。
それでは、今回はこのへんで。
音楽で何か困ったこと、質問がありましたらコメント欄からお書きください。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
その後、上司のマスキングは順調ですか。
前回、周波数の話が出たので、今日はちょっと小話をします。
人間の聞き取れる周波数は20Hzから20000Hzくらいです。
ピアノの一番低い音は27.5Hzですから、低くて聞き取れない音というは体験できそうです。
シンセサイザーをお持ちで、オクターブ調節がついているものでしたら最大まで低くすればピアノの最低音よりも下げられるはずです。
試しにやってみると、確かに低すぎて聴こえなくなる領域があります。
おもしろいのでやってみてください。不思議な感覚です。
電話は全ての音を通すわけではありません。
ピアノの最高音は聞こえません。
電話は、4000Hzまでしか聴こえませんので4096Hzの最高音は聴こえません。
あと、スズムシの泣き声も聴こえないですよ。
「彼女と電話すると、聴こえない時があるんですが、あいつ4000Hz以上の声でわめいていたのか。」
いや、ただ電話が壊れているだけだと思います。
女性の声は2000Hzくらいですから。
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それでは、また。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
どうですか、周囲の音には敏感になってきましたか。
「音」に携わっている私でも、毎日注意していないと、全ての音に気を配るなんてことはないですけどね。
時々、そういった感覚を持つと新鮮になれるかもしれません。
また、意識することによって音楽の選び方にも良い結果が出てくると思います。
今日は、ある喫茶店に行きました。
午後の4時くらいで、店内は閑散としていました。
お店は大通りに面しており、車の騒音も気になります。
周りにお客さんもいなかったので、スタッフのおしゃべり声も気になりました。
BGMはというと……
ほとんど聴こえません。
もったいないですよね。
もう少し、音量をあげるだけでも違ったと思います。
もちろん、うるさすぎるのは厳禁ですが静か過ぎるのも嫌なものなのです。
学校の教室でみんながガヤガヤお喋りしていて、なんかのタイミングで一瞬静かになる時がありますよね。
「あー、あるある。」
ありがとうございます。
あれって、なんか嫌ですよね。適当に音があったほうが喋りやすい。
だから、BGMの音量には気を使わなくてはなりません。
適度な音量感覚を身に付けるようにしましょう。
そうそう、車で音楽を聴く人は多いと思いますがあまり大音量にするのはお奨めできません。
人間は、大きい音に慣れると耳が悪くなります。中毒みたいなものです。
あえて、小さい音で聴いてみてください。10分もすれば大きい音とそれほど変わらず楽しめるはずです。
耳の感覚は常に養いたいものですね。
それでは、このへんで。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
車のBGMは少し小さくしてみましたか。
意外と大丈夫、聴けるもんだなあと思って頂けたら幸いです。
BGMを選ぶ時は絶対的な音楽の良さだけは選べません。
音と環境は常にセットで考えなくてはなりません。
昨日「マスキング」のところで、木々の擦れ合う音の話をしました。
木々の擦れ合う音の成分を見てみるとホワイトノイズととても近いのです。
ですから、ただ録音した木々の擦れ合う音を聴けばとてもではないですが心地よいものとは感じられません。
ところが、映像とセットで、もしくは実際に山に行って聴けばとても癒される音に変身するのです。
音楽が映像に与える影響に触れましたが、今回は映像が音楽を助ける例をあげました。
音だけは心地よい音環境は生まれません。
五感を使った音環境を構築したいものですね。
今日は少し雨模様ですので、シューベルトの「即興曲」聴いてみようと思います。
それでは、また。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
今日は、耳の感性を鍛える話をしましょう。
現代の音環境ではどこに行っても何かしら耳に入ってきます。
耳はそもそも蓋ができませんから、聴きたい音とそうでない音を意識的に聞き分けることができます。
というよりも、全ての音がいっぺんに意識世界の中に入ってきたらどうなってしまうでしょうか。
考えるだけでも、疲れますね。
何か、好きなロックのCDを聴いてみてください。ボーカルとドラムとベースとギターとそれぞれ、そのパートに集中すれば別々に聴き取れますよね。
意外とうまくいくはずです。
それを、自然界でやってみてください。
もっと集中しないとだめですよ。それだけに終わった後は結構疲れます。(結局疲れるのかい、というツッコミはなしですよ)
まず、何も聴こえない環境を作り出して下さい。
何も聴こえないというとあとからの私の話と矛盾しますので、「聴こえないと思う環境」にしましょう。
そうですね、できるなら夜の山奥か防音設備の整った部屋か。
難しいですか。まあ、話だけでも聞いて下さい。想像でもいいですよ。
何か聴こえますか。
「何も聴こえない環境だっつーの」
失礼しました。でも、「何も聞こえない環境」はないのですよ。
よーく耳を澄ませてみてください。
自分が呼吸する音、心臓が脈を打つ音、そして耳を流れる血液の音。
これが聴こえたらそうとう集中したはずです。
疲れましたか。
音に対して、すごく良い感覚を持ってきたことでしょう。
現代のストレス社会の中ではなかなか体験できません。
時々やってみてくださいね。
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それでは、次回は音感覚トレーニング第二弾です。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
耳の感覚はどうですか。
少し今までとは違う捉え方になってきましたか。
ペースが速いでしょうかね。
いつでも実践できることですから書き留めておいて後でやっても構いません。
さて、今回は音感覚トレーニングの第二弾です。
前回は、とても静かなところで音感覚と研ぎ澄ませるというものでした。
次は……。
そうです、とてもうるさいところに行きましょう。
街に出掛けたついででもいいですからやってみてください。
耳は蓋がなく、聴きたい音を選べるという話をしました。
街中ではとにかくあらゆる音が溢れています。
人々の話し声、信号機の音、車の走る音、飛行機が通り過ぎる音、人の足音、お店の店内放送、路上アーティストの歌声……。
キリがありません。
そこで、なるべく自分から遠いと思われる音にフォーカスしてみて下さい。
「ふぉーかす??」
カメラが趣味なものでつい。遠くの音にピントを合わせる感じです。
昔の人は数キロ先の音まで聞こえたそうです。
現代ではなかなか難しいですね。
どうですか。音が多いだけに、集中しないといろいろな音が入ってきてくると思います。
何も気にしないで歩いている時とは比べものにならないほど、別世界を感じられるはずです。
思い出したときにぜひやってみてください。
音感性が徐々についてくると思います。
「あの人、耳いいよね。」
悪くない褒め言葉だと思うのですが。
それでは、また。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
音感覚トレーニング第三弾です。
せっかくですから、限界まで耳を研ぎ澄ませてもらいましょう。
今回は「倍音」についてです。
「倍音?聞いたことはあるけど。」
いいですよ。それくらいで。
クラシックのコンサートに行ったことはありますか。
やっぱり生の演奏はとても良いものです。
いくらCDで超絶技巧の演奏を聴いても、となりで「となりのトトロ」を弾いてもらったほうがなんだか感動するかもしれません。
では、なんでCDやMP3の音と、生の演奏と違いがあるのでしょうか。
その場の雰囲気、迫力はまず違いますね。それから、
「倍音」です。
前回にも書きましたが、人間の耳には20000Hzくらいまで聞こえるとされています。
「倍音」というのは一つの音を出すと、それ以外の音も同時に鳴るとされている音です。
えー具体的に言うと、ピアノに座って真ん中より2オクターブのドを弾くと、オクターブ上のドやソがなっているのです。
聴こえない?それでは、音感覚トレーニングをしてもらいましょう。
まず、真ん中より下のドを音が出ないように弾いてみて下さい。弾くというか押すですね。
そして、押さえたままオクターブ上のソを弾いて下さい。この音をよく憶えます。
そして、憶えたらもう一度最初のドを大きく弾きます。
どうですか、ソが聴こえましたか。
この倍音が大きく生演奏に影響しているのです。
バイオリンなどの高音の倍音にはそれ以上の高い音が含まれ、CDやMP3には録音されません。
イルカは150000Hzまで聴こえます。人間には到底聴き取ることができませんね。
時間を見つけてコンサートに行きたいものです。
それでは、このへんで。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
音感覚のトレーニングはいかがですか。
耳ってすごいですよね。どんなにたくさん音があっても好きな音を聴くことができる。
それから、無い音まで補って聴くことができる。
「えっ、無い音?それはまだ聞いてませんよ。」
おっとそうでした。
これはトレーニングではなく、誰にも持っている能力なのです。
無い音を補って聴くとはどういうことでしょうか。
例えば、
「それでは、新潟県内の天気予報をお伝えします。県内は明日から寒冷前線が南下し、寒い日が続くでしょう。山沿いでは雨から雪に変わるところもありそうです。」
というナレーション。良く聞きますよね。
ところどころにザーっというノイズを入れてみます。
「それでは、新潟ザー内の天気予報をお伝えザーます。県内は明ザーら寒冷前線が南下し、寒いザー続くでしょう。山ザーでは雨から雪に変わるところもあザーうです。」
文字だけで表現するのは難しいのですが、何となくわかりますか。
不思議なことにほとんど問題なく聞き取れるのです。自然と音を補完しているのです。
次に、ザーではなくただの無音にします。
「それでは、新潟 内の天気予報をお伝え ます。県内は明 ら寒冷前線が南下し、寒い 続くでしょう。山 では雨から雪に変わるところもあ うです。」
これは、ある程度は聴き取れますが、格段にその精度は落ちます。
ザーっという音があれば、本来そこに音が存在するという判断を瞬間的にして補うのでしょうね。
ノイズにはこのような特性があることも憶えておきましょう。
それでは、また。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
前回に続いて、耳の能力について触れたいと思います。
インターホンがなりました。
「ピーンポーン」
「あっ、ファ#―レだ。」
すごいですね。「絶対音感」です。
「絶対音感」とは他と比較することなく、音の高さを音楽的音高名で言い当てることができる能力です。
ちなみに、私にはありません。
この能力には賛否両論あるようですが、大方は絶対に必要な能力とは捕らえていないようです。もちろんそうでない方もいますからあまり大きな声では言いません。
「絶対音感」ともう一つ「相対音感」があります。
少し、音楽的な話をしましょう。
音楽を形成するメロディは絶対的な音の高さではなく、相対的な高さなのです。
その曲たらしめている要因は、前後の音の変化の連続です。絶対的な音でなくてもよいのです。
同じ「ソ」でもト長調のであれば「主音」として扱われ、ハ長調であれば「属音」です。
同じ音でも、周りの音との関係によって音楽的正確が全く違うのです。
「ソ」だから「ソ」という捉え方は音楽的ではないのでは、ということです。
「絶対音感」と「相対音感」が両方身に付けばいいのでしょうか。
そうですね、でも二つの音感はそもそも矛盾する音の捉え方なのですから難しいでしょう。
実際の実験結果でも「絶対音感」がある人が優れた「相対音感」があるのではないという結果が出ています。
まあ、私からするとちょっとうらやましいですけどね。
それでは、このへんで。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
私が今のところ間違いなくBGMに気を使っていると言える場所は、
「病院」です。それも「産婦人科」です。
さすがに病院の中でも一番気を使っていますね。
生命が誕生する場所ですから、当然といえば当然ですが。
ということは、音楽がどれほど人間の感情に効果があるかよくわかっているということなのでしょう。
他の病院にはない、あのゆったりとした時間、落ち着く雰囲気を作り出しているのはBGMの影響が大きいのです。
いわゆる「1/fゆらぎ」とでもいいましょうか。
「ん、また出てきた」
まあ、気長に聞いてください。
「1/fゆらぎ」は良く聞く言葉ですよね。
実際はどういう「ゆらぎ」なのでしょうか。
簡単に言うと「中途半端な感じ」です。
メトロノームのような規則的でもなく、ノイズのようなまったく規則性のないものでもない。
ちょうど、その間の感覚なのだそうです。
ししおどしがそうですね。いくか、いくか、いった。みたいな。
ああいう中途半端な感じが落ち着かせるのだとか。
デジタルとアナログの違いにも近いかもしれませんね。
何事も行き過ぎはいけません。
「中庸の得」で、いきましょう。
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それでは、また。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
今日も天気が良いので自転車で移動しています。
最近は暖かくなったり寒くなったりですね。
体調管理には充分注意しましょう。
さて、今日は「蛍の光」の話をしましょう。
話というより、今回はこちらから聞いてみたいと思います。
あるホームセンターで閉店間際に行ったら(というか閉店間際だったらしい)蛍の光が流れていました。
「もう、閉店の時間だな。早く買わなくちゃ。」
と思い、急いで買物を済ませ、そそくさと帰りました。
閉店何分前だったかな、と思いながら帰ってきました。
どうですか。よく行くお店は「蛍の光」を流してますか。
今回は「蛍の光」に関する感想をお寄せください。
BGMの大切さというのは、一番はもちろんお客さんの反応です。
こちらが絶対的な自信を持って流しても、結局はお客さんの反応なのです。
あまり、私の意見を言いますと書きづらいでしょうからこの辺にしましょう。
下のコメント欄からでも結構ですし、メールでも結構です。
ご意見お待ちしております。
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それでは、また。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
今日の夕飯は冷奴を食べました。
子供の頃は冷奴なんて、好きではありませんでした。
なんで、こんな味のないものが大人は好きなんだろうと思っていたものです。
自分が大人になるとしみじみと「おいしいなあ。」と思ってしまいます。
味覚って歳を重ねると変化するものですね。
音楽はどうでしょうか。少なからず、いろいろな経験を重ねているわけですから好みも変わっていくように思います。
変わっていくというより、好きな音楽が増えると言ったほうが適切でしょうか。
ジャズを聴いて「おお、いいねえ。このシャッフル感がたまらないよ。」なんて思っている子供はそうそういないでしょう。
でも、大人になるとなんだかいい感じですよね。
今日はメンデルスゾーンの「イタリア」のジャズバージョンを聴いています。
うまいんです。この絶妙なリズム。
メンデルスゾーンもまさかジャズバージョンが作られるとは思ってもいなかったでしょうね。
楽譜を見つけて、演奏にも挑戦してみようかと思います。
それでは、今日はこのへんで。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
「蛍の光」についていろいろご感想ありがとうございます。
そもそもは、スコットランドの民謡で今の形になったのは1799年頃だそうです。
別れを惜しみ、すばらしい再開を願っての歌です。
1799年といえば、ベートーヴェンやモーツァルトが活躍した時代ですから、彼らも随分と親しんだそうです。いろいろと伴奏を変えては演奏したとのこと。
なかなかの名曲なのです。
日本では、まず卒業の曲として採用されました。
その後、主にパチンコ店での閉店音楽として使われ始めました。
それから、現在では多くのお店で閉店の音楽として使用されています。
有線のチャンネルに必ずあるというのも気軽に使う理由かもしれません。
その反応はと言えば、
調査の結果ではそれほど不快感は抱かれていないようです。
「ああ、閉店の時間か」
それくらいだという意見が多数でした。
コメントにも頂いた通り、昼間流れてしまったりしたら混乱するでしょうね。
古典的条件付けとでも言いましょうか、「蛍の光」が流れたら特に思考することなく「あっ、帰らなきゃ」と思うまで刷り込みされたのでしょう。
ただ、小さい店舗では特に流すことはなく大きな店舗での使用が多いようです。
不快感という観点では問題ないというのが結果です。
むしろ、閉店前に掃除を始めたり、あからさまに帰れと言っているお店の方が問題ありますね。
飲食店では外の電気を早々に消してしまうところもあります。食事くらいゆっくりさせてほしいものです。
私はよくヨドバシカメラに行くのですが、ここの店員さんは閉店5分前になっても外で呼び込みをしています。こちらが驚いたほどです。
そんな時間にも関わらず、丁寧に商品の説明もして下さいました。非常に好印象だったのを覚えています。
そういった小さい気配りがお店の売上にもつながっているのだと思います。
それでは、今日はこの辺で。
ちなみに「蛍の光」が閉店音楽なのは日本だけだそうです。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
最近、視力が落ちてきて困ります。
私は、0.1くらいなのですがコンタクトを変えるごとに度数をあげている始末です。
全く困ったものです。
子供の頃は、メガネに憧れていた時期もあったような……。
手術で視力を回復するという治療法もあるようですが、なんか怖いですよね。
この間、目が覚めたら遠くまで良く見えたことがありました。
「おー、視力があがったのか!」
次の瞬間、目の乾き、張り付き感に襲われ目薬に直行しました。
そうです、コンタクトをしたまま寝てました。
すいません、こんなオチで。
今日は、視力の話です。
音で視力が上がるって聞いたことがありますか。
「音で。上がるわけないでしょう。」
そうでもないのですよ。恒常的なものではないですが、聞いた瞬間視力が上がる場合があるのです。
詳しくお話しましょう。
見えるか見えないかの光を刺激として提示します。
まず、光のみ。その後に、音と一緒に提示します。
そうするとある条件では通常より暗い光の刺激でも見えるようになるのです。
光の見え方ですから、視力というより視感覚の「感受性」と言ったほうが適切かもしれません。
さて、どんな条件なのでしょう。
今回はもったいぶって、次回にしましょう。
それでは、また。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
前回の話は、音で視力が上がるというものでした。
どのような条件の音を聴くと視力が上がるのでしょうか。
答えを言いましょう。
1000Hzから3000Hzの高音を聴くと光の感受性が高まります。
ピアノの真ん中のラが440Hz、一番高音が4096Hzですから、
だいたい想像がつくでしょうか。
女性の声の2000Hz付近です。
不思議ですよね。
そして、500Hzあたりになると、音の影響はなくなります。
さらに周波数を下げて、いくと逆効果になっていきます。
感受性が低くなるのです。
高音は光、(色で言えば白)の興奮を高めて、より膨張させる効果があるのです。
この効果を利用すれば、店内の明るさの印象を変えることができるかもしれません。
聴覚と視覚にはなんらかの相互作用があるのです。
それでは、また。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
音を聴いて色が見えたことがありますか。
「ああ、この感じは白だな」
「おっ、青から緑にかわった」
その感覚を持ち合わせているなら、「色聴所有者」です。
音を聴いて、色が見えるという感覚は全ての人にあるわけではありません。
ごく限られた人だけが持つ感覚です。
他の感覚と相互作用を及ぼすことを「共感覚」とも言います。
子供の頃はある程度の人が持っている感覚なのですが、大人になるに連れて失われていくそうです。
確かに、子供はとんでもない発想をしたりしますよね。
よく女性の甲高い声を「黄色い声」と表現します。
これも、その感覚の表れですね。
ただ、高音は明るい色、低音は暗い色などという程度であれば万人に共通する感覚といえます。
音と色彩の感覚には本来なら持ち合わせているのに忘れかけている感覚があるのかもしれません。
「色聴所有者」のような高度な感覚を持ち合わせていなくても、ある程度は共通する感覚があるのであれば、BGMにもそれを活かさない手はありませんね。
それでは、このへんで。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
ドライブしていて、外の風景が音楽に影響を受けるという話は覚えていますか。
「チューリップ=ヘビメタ」の例で示しましたね。
これとは少し違いますが、明るい映像に明るい音楽を組み合わせると相乗効果により、より効果を発揮します。
明るい映像とは明るい雰囲気という意味で、単純な明度のことではないですよ。念のため。
これを、専門用語では「共鳴現象」と言います。
この現象は、聴覚と視覚の明るさの感覚がだいたい同じ時に顕著に見られます。
さらに、どこから音がなっているのかわからない時により効果が発揮されます。
映像の発信位置と音の発信位置がまったく別のところでは少し効果が落ちるというわけです。
映像と音楽の「共鳴現象」はビジネスの場でも多く見られます。
ドラマやCMです。
ドラマでは良い音楽なしにはヒットは難しいでしょう。ひいては、音楽のヒットへと繋がっていくわけです。
ドラマや、CMからのヒット曲というのは今でも多いですよね。
ただ、全体に言えることは「聴覚優位」ということです。
極端な例をあげますが、とびきり悲しい映像にとびきり明るい音楽を合わせるとどうでしょう。
誰かが泣いている映像でも、音楽が明るければうれし泣きになるわけです。
これも、憶えておいて欲しいテクニックです。
それでは、また。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
これ何だかわかりますか。
「色相環」(しきそうかん)と呼ばれるもので、自然界の色の連なりを円状で表したものです。
前回は音楽を聴いて、色を連想するという話をしました。
今回は、色が音楽に及ぼす影響です。
少し、ややこしいですが、前回の逆です。
「赤」は何を連想しますか。
「りんご。」
……。
いやいや、そうではなくて感情や印象といった観点で捉えてください。
「じゃあ、情・、興奮、怒り、暑いとか。」
では、「緑」は。
「穏やか、平和、落ち着き、安らぎとかかなあ。」
そうですか。
もちろん人によって、バラつきはありますが概ねこんな印象が多いようです。
これを踏まえて、音楽と組み合わせてみましょう。
色を音楽と組み合わせる。
そうですね、それではピアノのコンサートで照明の色が変わると想定しましょう。
分かりやすいでしょう。
では、ピアニストにショパンの「革命のエチュード」を弾いてもらいます。
照明は、「赤」。
どうですか。想像してみてください。
続いて、照明を「緑」。
どうですか。
実験では、もっと多くの色を組み合わせました。
ここでは比較しやすいように対極にある「赤」と「緑」を選んであります。
結果はといえば、
「赤」を組み合わせると「革命のエチュード」の情・さと相まって、「音楽と色が合っている」との印象が強く、より「情・的、迫力のある」ものにします。
「緑」を組み合わせると「なんだか音楽と合っていない」、「迫力が失われた」との印象でした。
これは、音楽によっては逆となります。
ですから、お店のイメージカラーと音楽との相性はよく考えたほうが良いでしょう。
環境音楽が流れるような、自然あふれるお店のBGMに壁の色が真っ赤だったらどうでしょう。なんだか複雑な心境になって落ち着きませんね。
狙いが半減してしまいそうです。
色との組み合わせ。いかがでしたか。
長くなってしまいそうですので、続きはまた次回にしましょう。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
色の続きです。
好きな色はなんですか。
一つ選べと言われると困りますが、紫なんていいですね。
何だか高級な感じがするし。
それでは、実験では紫からはどんな連想がされたのでしょう。
「高尚、優雅、魅力、神秘、高級……。」
おお、いいですね。私が思った印象とピッタリです。
「紫の照明をお店に使えって言われても。」
そうですね。でも、占いや宝石店ではいいかもしれませんよ。
そういえば、聖徳太子が定めた「冠位十二階」の一番上の位「大徳」は紫でした。
昔から、色に対する印象というのは万人に共通するものがあるのでしょう。
今回は短めにこんなところで。
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こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
今回はBGMとはなんぞや、というところの話をしましょう。
何気なく、聴いているBGMですが実際はいつから使われ始めたのでしょうか。
起源は工場労働者の作業環境改善のために導入されました。
作業効率のアップ、士気の向上、ミスの軽減など科学的に実証され現在に至っています。
ですから、うまく利用すればかならず利益をもたらすものなんですけどね。
現状では、とりあえず流すといったところが多く残念に思います。
だからこそ、私の仕事が成り立っているということも言えますが。
いわゆる普通に言う「音楽」と「BGM」では何が違うのでしょうか。
BGMは「聴く」音楽ではないということです。
無意識に直接脳に作用し、様々なメッセージを送ることができるのです。
店長さんが「おれ、これ好きだから、今日一日中ボンジョビね。」とか、
「適当に有線かけておいて。HMVリクエストとかでいーんじゃん。」では困りますよ。
好き、嫌いも大切ですが、BGMの場合は環境やお店のシーンに合わせて選択したいところですね。
では、このへんで。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
ウォークマン(ちょっと古いですか)はよく聴きますか。
最近はiPodでもいいでしょう。
BGMというのは、サウンドスケープデザインを参考にするところがとても多いです。
そこで、個人でもできるサウンドデザインを実践してみませんか。
ウォークマン(言い方はこれに統一)を聴いて、散歩に出てみましょう。
車や自転車だと危ないですからやめましょうね。
本来、というか通常はウォークマンを聴くときは外の世界からは遮断して音楽に集中して聴くことが多いと思います。
それを、敢えて外の風景をじっくり眺めながら聴いてみてください。
ここの風景にはこんな音楽がいいな、というのを選んでくださいね。
意外とおもしろいですよ。
そうやって、歩いてみると「ここにはこういう音楽が合うんだなあ」などと考えるようになります。
くれぐれも、神経は外に向けてくださいね。内にこもってはだめです。
内にこもっていると、犬のうんちを踏んでも気づかないなんてことになりますよ。
うんちに気づくためにも外に気持ちを向けて散歩に出かけましょう。
それでは、また。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
色彩が音楽に影響を与えるという話をしました。
それについてのコメントを頂きました。ありがとうございます。
この方は「GENESIS」というロックグループの30年間ファンでいらっしゃるそうで、私も大変感銘を受けました。
こちらです。http://allabout-genesis.seesaa.net/
ライトを巧みに操りドラマチックな演出に一役かっているとのことで、全くその通りだと思います。
GENSISのライトといえば「バリライト」です。1981年のツアーで初めて使われました。
これによって、照明デザイナーはライトの色だけでなく、パン、ティルトなど遠隔操作で思いのままにコントロールできるようになりました。
私も実はGENESISの15年以上のファンなのですが、彼らのライブは照明や映像の組み合わせ方がとてもうまいです。
ロックグループがライトまで開発し、取り入れた事は彼らの音楽に対する情熱が伝わってくるようです。
今日は、久しぶりに聴いてみようと思います。
それでは。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
以前にもお話した「共鳴現象」の続きです。
BGMを考える上でこの「共鳴現象」は一つのキーワードになります。
覚えておいてくださいね。
「共鳴現象」とは視覚からの印象が聴覚が加わることによってより強いものになることです。
この場合、聴覚から視覚への流れが一般的で聴覚優位になるのが多いようです。
一部例外もありますが、それは次回にしましょう。
この「共鳴現象」を利用して印象を強めたい時は、その空間の持ち味を最大限に活かすことが大切です。
「ここは少し、静かに見える環境だからロックでも流そう」
これでは、「共鳴現象」にはなりません。
あくまでも、(例ですが)静かな場所に静かな音楽を組み合わせて、効果を発揮するのです。
無理は禁物ということですね。
このあたりの話は少し難しいので、短めにします。
それではまた。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
それでは、さっそく前回予告しました、音が映像に助けられる場合の話をします。
通常だと、「聴覚優位」といって映像が音に影響を受けることが多いですが例外もあります。
前にも少しだけ触れましたね。木々の擦れる音です。
これは単独で音を聴くとあまり良い印象とはなりませんでした。
でも、実際の木の映像と組み合わせると印象がコロっと変わります。
どのような条件の時に映像の影響が大きいのでしょうか。
簡単です。
音のみを聴いて音源が分かりづらい場合ほど映像(視覚情報)の影響が大きいのです。
ということは、音楽ではなく自然発生する音や生活音ですね。
滝の音や、せせらぎの音は映像が加わると音だけより格段に印象が良くなります。
逆ももちろんあります。金属を削る音や、ガラスを擦る音などは映像が加わると印象が悪くなりますね。
音と映像の組み合わせ方は良く注意しないとプラスにもマイナスにも働きます。
こういったことも頭に入れておきましょう。
今日は、少しとばしてきました。
しっかりついてきて下さいね。
それでは。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
本日も貴重なコメントを頂き、ありがとうございます。
照明の話をしましたので、次は衣装の話をしようと思っていたのですが先を越されてしまいました。
照明と同じように、コンサートでは衣装の色は音楽に影響を与えていると考えられます。
「赤いドレスを着て、幻想即興曲を演奏。」
いいですよね。情熱的な曲が更に盛り上がりそうです。
曲によって、衣装を変えられる方もいらっしゃいますが音楽と色彩の関係をよく考えているのでしょう。
ピアノコンサートの場合は女性に限られますけどね。
男性も燕尾服ではなくて、派手な格好をしてはどうでしょうか。
やはりそれはそれで、音楽に集中してもらえないかもしれませんね。
衣装選びは女性の特権といったところでしょうか。
私はジョージ・ウィンストンが好きで、新潟に来たときにコンサートに行ったことがあります。
彼は、自然溢れる人で、登場姿はジーパンでした。驚きましたが、彼の曲想と相まってなかなか良かったのではと思います。
弾き方もCDとは全く違い、聞くところによるとコンサートごとに違う弾き方をするそうです。
CDを何回も聴いていても、楽しめるコンサートだと思います。
また、新潟に来た際はぜひ足を運んでみたいと思います。
それでは、また。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
今回は、BGMというカテゴリからは少し離れることにします。
たまには、いいでしょう。
でも、「音」の話ですが。
何かこだわりのものを買うときにその商品が出す「音」には気にしますか?
私はカメラを趣味にしていまして、休みの日にはよく外に出かけて撮影をします。
デジカメにはまだ手を出さず、フィルムのカメラで撮り続けています。
カメラといえば、シャッター音です。
メーカーによって、更には機種によって音がまったく違います。
私はPENTAXとCONTAXが好きで愛用しています。
あの、「シャキーン」という音があって初めて「ああ、撮ったな」と思うものです。
写ればよいというものではなく、あの音と共に撮るという過程が好きなのですね。
デジカメでも一眼レフのデジカメは比較的シャッター音に気を使っていますが、フィルムの巻き上げる音までは再現していません。
カメラのみならず、掃除機、冷蔵庫、洗濯機、自動車、テレビなど各社がその製品が出す「音」にこだわり始めています。
とてもうれしいことです。
「音」に貨幣価値をつけるのはとても難しいですが、実際に研究を発表した例もあります。(機会があったらまたお話しします。)
商品を売り込むには今まであまりこだわらなかった「音」に各社注目しているのです。
「おれはこの音にこだわっているんだ」という経験がありましたが、ぜひコメントにお書きください。
今日、ふと思ったのですが、最近はほとんどが折りたたみ式携帯ですよね。
折りたたんだ時の「カチッ」っていう音。
なかったら嫌じゃありませんか。
閉まったかどうなのか分からないし。
よくやるのが、すこーしずつ閉めていって、「どのくらいまで閉めたら閉まったと認識するんだ。」と確認することありませんか。
私だけですか。そうですか。
今日は音楽ではなく「音」についてお話ししました。
それでは、また。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
田舎と都会、どちらに住みたいと思いますか。
私は田舎にぜひ住みたいと思います。
なぜか。
音の専門家として、感じて欲しい音は田舎に多いからです。
サウンドスケープという分野で考えた場合、非常に良い環境が整っています。
自然の音にもっともっと耳を傾けて欲しいと思います。
都会には耳障りな騒音の問題も避けては通れません。
人間が多く住んでいる以上、仕方のないことですがそれが人間に心理面にも悪影響を及ぼしていることも否定できないのです。
数年前、「文化騒音」という考え方の批判書が出版されました。
日本人は管理されたいと望む人が多く、それが騒音を引き起こしているというのです。
どういうことかと言うと、例えば電車に忘れ物をしたとします。
その理由は「忘れ物を注意するアナウンスがないから」というのです。
アナウンスとする側も責任を取りたくないから過剰にアナウンスをする。
それが、騒音だという理論です。
少々、極端なお話ですが分からなくもありません。
極端ついでに話しますと、長いこと都会に住んでいると石につまずいて転んだら、
「誰だ、こんなところに石を置いたのは。」
田舎ではまずありえません。
(極端な話ですので、怒らないで下さいね)
音環境が良くないと、心にも良くないのですよ。
アナウンスの話が出たところで、次回は店内放送についてお話しましょう。
それでは、また。
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
今日は、昨日予告した通り「店内放送」についてお話ししましょう。
「店内放送」には二種類あって、一つはお客さんへのご案内。もう一つは従業員間での連絡です。
お客さんへのご案内については、使い方を間違えなければ有効な手段だと思います。
問題なのは、従業員間での連絡のほうです。
「ピンポーン、パンポーン。ええ、昨日使ったモップが戻ってきておりません。まだ、持っている人がいましたら、至急事務所まで戻してくださーい。」
最後の「さーい。」は皮肉です。
これ、どう思いますか。私は苦笑いしてしまいました。
お客さんに知らせてまで、店内放送しなければならない内容でしょうか。
そういったお店はBGMにもまったく気を使っていないことが多いです。
それから、店