- 2006-05-11 (木) 2:39
- 音と聴覚の不思議
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
朝起きると、外も見ないのに天気がわかることがありませんか。
何だか、今日はくもりっぽいからもうちょっと寝ようとか、
おっ、今日は晴れてるなとか無意識にわかるときがあるように思います。
雨の時は雨音でわかるとは思いますが、不思議な感じですよね。
あっ、これって特別音楽の話に結びつけようとは思ってません。
すいません……。
「サウンド・スケープ」の続きでしたね。
情緒あるかえるの鳴き声、静かな雨音など耳に心地よい音もあります。
しかし、街中には車の騒音やサイレン、信号機の音など人工のあまり心地よいとは思えない音も多く存在します。
ある町ではそれらの音をうまく消す対策を考えているところもあるようです。
「マスキング」です。
ある音を別の音で消してしまうことです。周波数が近ければ近いほど効果が高いと言われています。
例えば、音楽を聴いている時にドライヤーをかけるとベース付近の音だけ聞こえたりしませんか。これです。
周波数というのはHz(ヘルツ)といい、音の高低を表す単位です。ピアノでいうと、真ん中のラが440Hz、一番低い音が27.5Hz、一番高い音が4096Hzです。
この現象を利用すれば車の騒音も少しは静かに感じるわけです。
車の騒音はだいたい、1000Hzくらい。
木々の擦れる音もだいたいそのくらいと言われています。
風が強い地域にうまくすれば、騒音が減少し、自然のサウンドデザインが完成するかもしれません。
お店や、職場でも利用できそうですね。
「あの上司いつもうるさいから、マスキングして。」
おお、そうきましたか。まあ、上司の話はちゃんと聞くとしましょうよ。
それでは、今回はこのへんで。
