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2006-06

モーツァルト効果

こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤寛です。
「モーツァルト効果」。
どこかで聞いたことありますか。
やはり、モーツァルトは避けて通ることはできません。
モーツァルトの曲を聴いて心が癒され、体調を回復させるなどの不思議な効果があると言われ始めたのは比較的最近のことです。
実際に、モーツァルトを聴いてIQテストの成績が上がったという報告もあります。
モーツァルトはなぜそのような効果があるのでしょうか。
一つには「高周波」の効果といわれています。
この「高周波」が脳を心地よく刺激してα波が現れるというのです。
α波が出るということは、だ液が出たり消化器官が活発になったり発汗作用があったりといいことがたくさんあります。
こういった科学的な根拠も含めて「モーツァルト効果」は様々な分野で利用されるようになったのです。
モーツァルトの小話を少し。
3歳からピアノを弾き始めて5歳で作曲。←5歳って!
10代の頃にシスティーナ礼拝堂で門外不出の秘密の曲とされていた9声部の「ミゼーレ」をたった一度だけ聴いただけですべて書き起こしてしまったそうです。
モーツァルト以外に何人も挑戦したそうですが、9声部はさすがに無理だったようです。
9声部ですよ9声部。
モーツァルトが生涯作曲した数は626曲。10歳くらいから計算しても一ヶ月に2曲。交響曲でも1曲ですから人間技じゃありません。
このようにモーツァルトは人類史上類い稀な天才ですから、何か特別な力があっても不思議ではありません。
個人的にはモーツァルト以外も期待しているのですが。
それでは、このへんで。

バッハ効果

こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤寛です。
今日は、難しい話はやめましょう。
たまには、息抜きもいいですね。
私は、音楽を聴いて集中力を高めるということをよくやります。
シーンとしているより音楽があったほうが集中できるのですね。
何を聴いていたかってことですよね。
いやー、たくさんありますがとてもお世話になったのが、バッハの「フーガの技法」です。
「んーなんだか難しそうな曲だ」
それもそうです。この「フーガの技法」はバッハ最後の作品で音楽史上例をみない高度な技術を用いて作曲されたクラシック音楽最高の一曲と言われているほどです。
「フーガ」とはある主題を何度も何度も繰り返し、複数の声部が複雑に絡み合ってできているとても高度な作曲技法です。
なんだか、この曲を聴いていると不思議と頭の中が浄化されて驚くほど集中できたものです。
ぜひ、聴いていただきたい一曲です。
実は、この「フーガの技法」は未完に終わっています。バッハの死去により完成されなかったのです。
では、どこの部分で終わっているのか。
この曲の最後のテーマはなんと「B-A-C-H」(バッハ)という音が使われています。
「B-A-C-H」とは「シ♭-ラ-ド-シ」です。
このテーマが用いられた途中でバッハは死去しました。
楽譜の途中にはバッハの次男がこう記しています。
「対位主題にBACHの名が持ち込まれたこのフーガの途中で、作曲者は死去した」
私が保有しているグレングールドのCDでは最後は突然終了します。
なんとも不気味な感じがしますが、死と向き合ったバッハの訴えが伝わってくるような気がします。
このような、歴史に残る大作というのは何か影響を与え続けていくのでしょう。
ちょっとクラシックは……と思っていても、こんなエピソードが頭に入っていると少しは聴く楽しみが増えるかもしれません。
それでは、また。

スポーツと音楽

こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤寛です。
前回は集中力を高める音楽として、バッハを紹介しました。
今日はスポーツと音楽を組み合わせて、集中力を高めるお話しです。
スポーツの世界で試合の直前に好きな音楽を聴いて、気持ちを高めるといったことは聞いたことがあると思います。
トリノオリンピックで金メダルを取った荒川静香選手もその一人で、本番直前には音楽を聴いてリラックスしたといいます。
一流スポーツ選手も音楽の力には一目置いていて、実際にメンタルトレーニングの一環として音楽を取り入れています。
スポーツと音楽は意外と近い関係があるのですね。
よく、スポーツジムで音楽を聴きながら走っている人を見かけます。
運動不足解消のほかに、リラックスしてストレス解消の目的もあるかもしれません。
本来耳は常に、開いている状態です。
それを敢えてヘッドフォンで塞ぎ、外部の音を遮断するわけです。
雑音が一切ない環境で、音楽の力を100%感じることはとても良いと思います。
通常のスピーカーで聴いていると高周波は軽減すると言われています。
それがヘッドフォンだとほとんどなくならないのです。
モーツァルトのところでも触れましたが、癒しには高周波が大きく影響しているという結果が出ています。
このあたりに、スポーツ選手がこだわる理由があるのかもしれませんね。
ただ、ヘッドフォンで大音量は控えて下さいね。
それでは、また。

iPodの上手な聴き方 ~難聴~

こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤寛です。
iPodに限らずですが、ヘッドフォンやイヤホンで音楽を聴くときは注意しなければなりません。
直接耳に音が届いているわけですので、気を使わないとたいへんなことになります。
いわゆる「難聴」です。
ライブハウスなどで大音量を浴びて帰ってきたら、なんだか耳鳴りがするといった経験はありませんか。
私は耳が強いほうではないので、ライブに行くと2日くらいは耳の詰まった感じが抜けません。
これは急性の難聴で、そのときはひとまず回復した感じにはなります。
もっと怖いのは「慢性難聴」です。
毎日、毎日、大音量で聴いていると、だんだん耳が悪くなります。
耳は慣れますから、どんどん音量を大きくしていくと感覚が麻痺します。
大きな音でiPodを聴いていて、ふとヘッドフォンを取ると周りの騒音がやけに小さく聴こえる。
こんな経験ありませんか。
気をつけましょうね。
具体的な調節の仕方はまたの機会にしましょう。
とにかく、音量は控えめに。
それでは、また。

バッハ「フーガの技法」を聴く

こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤寛です。
以前、バッハで集中できるという話をしたところ、
「実際に聴いてみたい」との要望がありましたのでアップします。
難しいなどとは思わずに、感じるがままに聴いてみてくださいね。
fuga-06.mp3
少し、長い曲ですので、「B-A-C-H」のテーマ(シ♭-ラ-ド-シ)が出てきたところからにします。
未完ですので、最後は急に途切れています。少々、不気味な感じがしますね。
バッハの次男はこう話しています。
「対位主題にBACHの名が持ち込まれたこのフーガの途中で、作曲者は死去した」
そのテーマが始まるところです。
最初の四つの音は「B-A-C-H」の四つの音です。
ダヴィンチコードのように、バッハにもスポットを当てたらおもしろいでしょうね。

ノイズは耳にいい?

こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤寛です。
まず、これを聴いて下さい。
noise.mp3
……。
「なんですか。ただのノイズじゃないですか」
そうです。これは、コンピューターで作り出したノイズです。
正確に言うと、ホワイトノイズとピンクノイズを組み合わせたものです。
どうですか。どんな風に聴こえましたか。
それでは、↓スクロール、↓スクロール。
もっと、もっと。
そろそろ。
いきましょうか。
では、この画像と一緒に聴いて見てください。
taki.jpg noise.mp3
「うん、うん滝の音だ」
どうですか。映像と一緒だと、さっき聴いたより印象が変わりましたか?
なんだか、滝の音に聴こえてきませんか。
これは、以前お話しした、「映像が音を助ける」例です。
実はこのノイズ、聴くと心地よくなるという人もいて、実際に音楽療法のように使われてもいるのですよ。
滝の音もノイズを多く含み、それが人にもいいなんて不思議です。
音と映像はうまく組み合わせて使うと効果が上がりますよ。
それでは、また。

ヘッドフォンの調節の仕方

こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤寛です。
今日は、以前にお話したヘッドフォン難聴の続きです。
ヘッドフォンで音楽を聴く場合は、なるべく大きくしないで聴いてくださいね。
ある日突然、突発性難聴になる可能性もあるとのことですので、音量には気を使ってください。
耳を傷めてしまう主な原因をあげましょう。
1.音量
2.時間
3.周波数(音の高さ)
この三つが大きく影響します。
高い周波数の大きい音を長い時間聴いていると難聴のリスクが高まります。
一度、難聴になるとなかなか治らないという話も聞きます。
気をつけましょうね。
そこで、ヘッドフォンの音量の調節の仕方をお教えしましょう。
ヘッドフォンにはオープンエア型とクローズド型があります。
これは、外の音が聞こえるかどうかといった区別です。
オープンエア型は外の音も聞こえるタイプで、ついつい音量を大きくしがちです。
静かな部屋でヘッドフォンをして、通常の会話ができる音量で聴くと安全です。
外で聞くときは騒音をマスキングしようとして音を大きくする傾向があります。
よく、音が漏れていて「シャカシャカ」鳴っているのを見かけます。
あれは危険ですのでやめましょうね。
クローズド型は、片耳をはずしてその耳で通常の会話ができる程度の音量にしましょう。
どちらが良いかということはいちがいには言えませんが、外で聴く機会の多い場合はクローズド型がよいでしょう。オープン型は騒音より大きくしがちですから。
それでは、このへんで。

どのくらいの周波数まで聴こえる

こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤寛です。
「周波数」って何を表す数値でしたっけ。
言葉はよく耳にするけど、正確にはわからない。
そうですか、それではこれを機に覚えてくださいね。
周波数とは「音の高さ」を表す数値です。
例えば、ピアノの真ん中の「ラ」は440Hzです。
これは、空気が1秒間に440回振動するということです。
では、人間が聴くことができる周波数は覚えていますか。
そう、約20Hz~20000Hzでした。
ピアノの一番低い音が27.5Hz、一番高い音が4186Hzです。
ということはピアノの一番低い音って結構限界の音なんですね。
今日は実際に各Hzのファイルをアップします。
まあ、20Hzから20000Hzまで聴こえる人はいないとは思いますが。
私は、30Hzから18000Hzまでなら何とか聴こえました。
聴く時の注意ですが、ヘッドフォンはやめてくださいね。
それから、特に両端の周波数では聴こえないからといって、ボリュームは上げないでください。
それが、耳の限界ですから。
あくまで、お遊びということで。
MP3では音が劣化してしまうので、Waveファイルでアップします。
20hz.WAV
30hz.WAV
100hz.WAV
800hz.WAV
2000hz.WAV
12500hz.WAV
16000hz.WAV
18000hz.WAV
20000hz.WAV
どうでしたか。
それでは、また。

映画音楽の必殺技!

こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤寛です。
周波数の実験は試していただけましたか。
実際に聴いてみると、「高すぎて聴こえない」「低すぎて聴こえない」という感覚がわかったでしょうか。
言い忘れましたが、スピーカーの性能によってはそもそも極限の周波数には対応していないものもあります。
「周波数特性」ってどこかに書いてあるはずですので確認してみてください
「20Hz~20000Hz」とか「30Hzから16000Hz」とかいろいろですので。
今日は映画音楽について少しお話ししましょう。
映画って音楽重要ですよね。
音楽がいいと映画自体の印象もよくなっていきます。
今まで、映像と音楽の相互作用について少しお話ししてきましたから、その重要性はわかっていただいていると思います。
音楽によって、映像の訴えかける力がより強くなるんですね。
以前に、音楽のない映画を観たことがあります。映画というより、ドキュメンタリーに近い印象になりますね。かなりヒットしましたから、覚えている人も多いでしょう。それは、それで強烈な印象でしたが……。
音楽でもっているような映画。←あまり聞こえはよくありませんが、要するに音楽がすばらしい映画。
どの場面でそのメインの曲を流すと印象に残りやすいのでしょうか。
主人公が登場する場面?
オープニング?
崖から飛び降りる場面?(ランボー(笑))
主人公が死ぬ場面?
犯人を捕まえる場面?
どこでしょうかねえ。
もちろん、すばらしい映画は要所要所でうまーく取り入れているんですね。
でも、でもですよ、やっぱり絶対に流さなければならない場面は!
「エンディング」です。
もっというと、エンドロールです。
エンドロールであの曲を流すわけです。
これは印象が強いですよ。そして、残ります。最後ですから、音楽が頭に残る。映画が終わったあの気持ちいい時間にすばらしい曲が頭に残る。
これですよ。
サントラも売れるでしょうね。
じゃあどんな映画が?
そうですね。
「風の谷のナウシカ」「タイタニック」「海の上のピアニスト」「アンタッチャブル」
わかりやすいタイトルをあげてみました。
アンタッチャブルは携帯の着メロにもしました。
「誰だ!」って感じになるんですよね、アレ。
終わりよければ全てよしってことですね。
それでは、また。

音のファイルの種類

こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤寛です。
先週あたりから、MP3やWAVEといったファイルをアップしています。
「名前はよく聞くんだけど、何が違うんですか。」
こんな質問を頂きました。
そこで、今日は音声ファイルの種類について簡単に説明したいと思います。
まずファイルの種類ですが、
WAVE
AIFF
MP3
WMA
AAC
MIDI
おっともう限界ですね。ここらへんにしましょう。
まず、「WAVE」ですが、これはいわゆる圧縮なしのファイルでCDと同じ音質と思っていただければいいでしょう。
生の音に極めて近いファイル形式です。
難点は容量が大きくなってしまうところです。インターネットでの配布を考えると向いていないかもしれません。1分で10MBくらいいきますから。
「AIFF」は「WAVE」のマック版です。
音声が再生できるPCなら問題なく聞くことができます。PCに元から入っている警告音や起動音などは「WAVE」ファイルです。
続いて「MP3」。これは、名前はたいていの人が聞いたことがあるでしょう。CDの10分の1以下に容量を落すことができます。圧縮というやつです。
人間の耳には聴こえにくくなる高さの音をカットして容量を落しています。
「MP3にはビットレートってありますよね」
そうです。このビットレートによって更に圧縮の大きさを決めることができます。当然、圧縮率を上げれば、音質は悪くなります。
私の経験では128kbpsで十分だと思います。これ以上音質を上げても、変わりはほとんどありません。
「WMA」は「MP3」と並んで、現在よく使われているフォーマットです。Microsoftが提唱したものです。「MP3」と同じファイルサイズならば「WMA」の方が音質が良いとされています。
でも、実際に圧縮の方法も違いますので音の荒れ方も違います。「MP3」はなんかこもる感じがしますし、「WMA」はあからさまに荒れます。と、言葉で言ってもなかなか伝わらないでしょうけど。
「AAC」はiPodや携帯電話でよく使われます。「MP3」の1.4倍圧縮効率がよく、音質はほぼ同じです。
「MIDI」これは音のファイルではありません。「なんの音を」「どのくらいの高さで」「強さはこれで」といった数値の情報のファイルなのです。楽譜をテキストファイルにしたようなものです。
では、「音」はどこからくるのか。あなたのPCに内蔵してある音源の音が出ているのですよ。ですから、聴く人の環境によってどのような音が出ているかはまったく異なります。
よく、ブログなどで開いた途端にとてもチープな音質のBGMが流れることがあると思います。あれが「MIDI」です。でもチープな音の正体は自分のPCなんですけどね。
利点はファイルサイズが非常に小さいので扱いが容易です。それから、専用のソフトを使えば、楽譜の表示もできますし、編集も可能です。
ふう、疲れましたね。少し長くなってしまいました。
とりあえず、こんな感じで覚えておけば困らないと思います。もっと知りたいという人はメールお待ちしております。
メールマガジンも発行しています。フォームからご登録ください。
それではまた。

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