「子どもは宝」
自分の息子たちを見ていると本当にそう思います。
生まれる前からいろいろな音楽を聞かせているので、
その感じ方にとても興味を持っています。
ショパンを聴いているとき、
アンパンマンを聴いているとき、
キースジャレットを聴いているとき、
ピタゴラスイッチを聴いているとき……
彼らはどのように感じているのか。
とても気になります。
まだ3歳の息子は何を聴いても「うれしそう」に
しているのは気のせいでしょうか。
ペレツによると、年齢による音楽の感じ方の違いは
次のようになるそうです。
3歳は音楽の中に「幸せな感じ」を認識する能力を
示す。←何でも、うれしそうにする息子はこの位置か。
5歳になるとテンポの速い・遅いによって、幸せな表現・
悲しい表現が識別できる。
6歳になると、成人と同じようにテンポと長調・短調の
違いによって音楽の情動表現を判断するそうです。
そして、この能力は生涯にわたって不変なものになると
言われています。
20歳~80歳の女性は「好きでよく聴く音楽」において、その理由の70%近くが、
「癒されるから」
と回答しています。
そして、もっとも癒しの音楽となるのが「若いときの思い出のある音楽」
という傾向があります。
音楽の本質は「時間と場所を変えてくれること」。
音楽を聴いて、いつの日かの楽しいことを思い出させてくれるのは
すばらしいことですね。
「若いときの思い出のある音楽」とのことですが、
さらに深く掘り下げると、
幼いころによく聴いた音楽が「癒しの音楽」となるようです。
クラシックをたくさん聴いて育った子どもは大きくなっても
ショパンやベートーヴェンに癒されるでしょうし、
演歌や落語をたくさん聴いて育った子どもは、
J-POPでもこぶしなしには歌えないでしょう。
どの音楽が正解で、どの音楽が間違っているかなんて
もちろんありません。
私が感じているのは、
「幅広く音楽を聴く」ということです。
何に偏ってもいけません。
音楽そのもの自体がすばらしい芸術ですから、
幼い子どもたちにはもっともっといろんな音楽を
感じてもらいたいと思っています。
そうすれば、音楽を情動的に感じるという不変の能力が
より広い世界で活かすことができるはずです。
たまには、変わった音楽を聴かせてみて、
反応を観察するのもいいかもしれませんね。
人間は音楽のテンポに自然と合わせてしまうという傾向があります。
ブログでは食事を例に挙げました。
早いテンポの曲では口に運ぶ回数が増え、遅いテンポの曲では減るという
ものです。
飲食店ではこの傾向を利用しているところがあります。
昼時のランチは回転率を上げたいので、アップテンポ。
夜のディナーの時間はゆっくりと食事をしてもらい、いつもよりも
余計に注文してもらう作戦というわけです。
回転率を上げるか、滞在時間を延ばすかは店長も頭を悩ませる
ところでしょう。
お店のコンセプトに合わせた選曲をお勧めします。
この、「音楽のテンポに合わせてしまう」という傾向ですが、
寝るときに利用することはできないでしょうか。
寝るときの脈拍数は平均65~70。
この脈拍数に近い音楽をBGMとして流すと、導眠がスムーズにいきます。
体のリズムと音楽のリズムが一致するということです。
自分の好きな音楽の中から、テンポが65~70(/分)くらいの曲を
探しておくといいかもしれません。
ぜひ、試してみてください。
例えば、サティのピアノ。
車のBGMで聴いたことがありますか?
よっぽどの高級車でない限りは、サティのような静かでゆったりとした
ピアノ曲はドライブのBGMには向いていません。
向いていないというよりも、聴こえづらいのです。
車のタイヤと道路の摩擦で発生する騒音の周波数はだいたい1000Hz。
ピアノ曲の周波数もそれに近いので、いわゆるマスキング効果により、
聴こえづらくなってしまいます。
高速道路を走ったときにピアノのソロをかけてみてください。
いつもよりもボリュームを上げないと聴こえづらいはずです。
ピアノは静かな部屋で、紅茶でも飲みながらゆっくり聴くのがいいですね。
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じゃあ、ヴァイオリンはどうか。
ヴァイオリンは比較的、車の騒音に邪魔されずに聴くことができます。
ヴァイオリンは倍音が豊富で人間の耳に一番敏感な4000Hz付近の
音がよく響きます。
試しにヴァイオリンソナタを車で聴いてみてください。
クラシックがBGMだとちょっと……という方は葉加瀬太郎でも結構です。
ヴァイオリンはピアノの伴奏が付くことがほとんどですから、どっちが
聴こえるか比較してみましょう。
おそらく、伴奏のピアノはまったく聴こえないのにヴァイオリンの音のみ
聴こえてくることがわかるでしょう。
倍音を豊富に含む、ヴァイオリンの音色は車の騒音から抜け出して、
私たちの耳に届くのですね。
次のドライブにはヴァイオリンのCDをかけてみてはいかがですか。
前回のメルマガでこんな感想をいただきました。
「パソコンで音楽を聴くことが多いのですが、お手軽に音質を向上させる方法はないですか?」
わたしもパソコンで音楽を聴くことが多くなりました。
こうして、メルマガを書く間も音楽を流していますが
もっぱらパソコンを利用しています。
パソコンのよいところは好きな音楽を大量に保存して
いつでも聴けることです。
レンタルショップでCDを借りてきたら、すぐにパソコンに
保存して自分のライブラリを作ります。
その中から、気分によって好きな音楽を選ぶわけです。
CDみたいに収納する棚も要りませんし、なくなることもありません。
(データが消えたら終わりですが……)
そこで、今日はパソコンで聴くときに音質をあげるテクニックを紹介します。
パソコンでCDを聴くときの電気の流れは以下のようになっています。
「CDドライブ → マザーボード → サウンドカード → ケーブル → アンプ → スピーカー」
音質を向上させるにはこの中のどれかを変える必要があります。
パソコンならではのものなのですが、どれかわかりますか?
そうです、「サウンドカード」です。
サウンドカードはPCI接続のものや最近ではUSBで接続できる
簡単なものもあります。
買ったばかりのパソコンは普通はオンボードといって
マザーボードにおまけとしてついているサウンド機能を利用しています。
「いや、おれのパソコンはなんとかプレミアムだからいいやつだ」
最近は名前がかっこいいですから騙されやすいのですが
もとからついているサウンド機能はとても高音質とはいえません。
仮になんとかプレミアムだとしても。
音が良い、悪いを判断するには「良い音を聴くこと」が前提です。
良い音を聴いたことがないのに音質を判断するのは無理ですからね。
最近は携帯音楽プレイヤーやパソコンでの安っぽい音質に
耳が慣れている人が多く、音が良いとはどういうことなのか
わからなくなっている人が多いように思います。
私はONKYOの「SE-200PI」というサウンドカードを使っています。
今までの音はなんだったのかというくらい音質が変わりました。
ヴァイオリンの高音はクリアで透明感がグッと増し、低音は今までにない
重厚なサウンドとなりました。
誰が聴いてもすぐにその違いはわかるはずです。
今までに聴こえていなかった音がこんなにあったなんて、という感じです。
ある程度の大きさのスピーカーやヘッドフォンで聴いているのなら、まずサウンドカードを変えてみましょう。
驚くほど、音質が向上するはずです。
と同時に、「音が良いってこういうことなんだ」と感じていただけるはずです。
ONKYOはPCI接続のシンプルなサウンドカードを作っており、
好きなメーカーのひとつです。
特別な機能はないですが、音質をひたすら追求しているという感じがして
好感が持てます。
優雅に高音質な音を聴きたい人にはぜひ使ってもらいたいと思います。
ONKYOのサイトはこちら↓
http://www.jp.onkyo.com/
「クラシック音楽」と聞くとどんな印象を持つでしょうか?
・難しい
・固い
・高級
・インテリ
・眠くなる
・理解ができない
・どれも同じに聴こえる
・かつら
……、と最後のはいいとしてこんなイメージを持っている人も
多いことでしょう。
なぜなのでしょうか。
これは私の推測ですが、「クラシックがそもそもそうだから」。
若干、意味不明な回答ですが、やはりそう思うところがあります。
クラシックは構造的に難しいし、高級な音を奏でるし、時には
眠くなるし……。
かつらの人が多いし。
……。
そんなクラシック音楽ですが、あまり馴染みがない人にも
ぜひ聴いてもらいたいと思います。
それは、他のジャンルの音楽にない学ぶ点が多いからです。
例えば、バッハ。
好きな音楽家の一人ですが、彼は対位法という複雑な音楽技法を
使って作曲しています。
対位法とは、複数の旋律が複雑に絡み合っていく音楽のことです。
この対位法で作られた音楽を集中して聴いていると、
頭の中がほどよくかき回される感覚になるのです。
主題がまず、右手で出てきて数小節後には左手にバス旋律として
現れる。
それが複雑に絡み合ったと思ったら、今度は中声部に主題が……。
そして、それらの主題が合わさって、終結部へ。
みたいな、感じです。
去年流行った脳トレみたいなもので、ある種の快感を味わえるとでも
言いましょうか。
聴くだけで、脳が活性化される感じがしますよ。
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勉強するときや、集中して何かアイデアを出したいときに
音楽を聴くことはとても有効な手段です。
学生時代にテスト勉強するときにはバッハの「フーガの技法」を
流していました。
本当に不思議なくらい、雑念が吹き飛んで勉強に集中できるのです。
いまだになぜかはわかりませんが。
そんな疑問に応えてくれる本を見つけました。
頭がよくなるクラシック (樋口 裕一)
⇒http://otokan.com/url/higuchi.htm
著者によれば、「クラシックを聴く人は頭が良い」らしい。
本当かどうかは定かではありませんが、本書を読むと「確かにそうだな」と
思うところもあります。
クラシックを聴いたから頭がよくなったのか、
頭が良い人がクラシックを聴くのか。
どうなんでしょう。
BGMを選ぶときに「テンポ」はとても重要な要素です。
なぜか。
それは、テンポによって人の歩くスピード、食べるスピード、感じる時間
尺度が変わるからです。
例えば飲食店。
速いテンポの曲と、遅いテンポの曲ではどちらが食事のスピードが
速いと思いますか?
そう、速いテンポの曲です。
速いテンポの曲のほうが自然と食事のスピードも上がってしまうのです。
それだけではありません。
食べるスピードが上がっても本人はそう感じていないのです。
音楽は無意識の領域に働きかけますので、本人は気付かないのですね。
分かりやすく言うなら、同じ一時間を味わってもらうのに、速いテンポの曲なら
50分くらいで一時間と感じるわけです。
逆に、遅いテンポの曲なら一時間10分くらい経たないと一時間と認識しないと
いうことです。
音楽にはこんな力もあるのですね。
さらに、色彩心理学とも組み合わせるとより効果的です。
「赤」は暖色であり、食欲を刺激する色です。
同時に、飲食店では「回転率を上げる色」ともされています。
だから、マクドナルドはあの色なんですね。
即興演奏って憧れますよね?
ちょっとした集まりやイベントなどで、
「ピアノ弾けるんですよね、何か弾いてくださいよ。」
これ一番困りますよね。
「なんで都合よくピアノが……」
でも、こんな時にサラっと弾けたら格好いいですね。
ピアノってギターなんかと違って、自分で持って行くってことが
できませんので、突然の振りに応えられるとより格好いいかも
しれませんね。
しかも、ジャズっぽく。
ん~難しい注文ですけど、できます。
結構簡単に。
旋法って聞いたことありますか?
普通、西洋音楽では長調と短調に分けられますけど、
それとはまた別の考え方なんです。
(詳しく知りたい人はメールください)
その旋法の中に「ドリアン旋法」っていうのがあるんですけど、
これがジャズっぽい雰囲気になるんです。
その音階を弾くだけで、ジャズっぽい即興演奏ができます。
それではその方法を簡単に。
ドリアン旋法とは「レから始まってレで終わる音階」です。
「なに?よくわからん」
えーとですね、ピアノのレから始まって「レミファソラシドレ」と
いう音階なんです。
ということは、「白鍵」のみです。
まず、左手でちょっと低めのポジションで「レ-↑ラ-↑ド-↓ラ」と
適当に弾いてみてください。(やじるしは上がり下がりを示します)
リズミックに弾くとなお良しですね。
そこに、右手で即興演奏開始です。
「でも、どうやって?」
大丈夫です。
最終的に「レ」で終われば、終わった感じがします。
あとは、「レからレの音階かぁ」程度に考えておいて、
適当に白鍵を弾けばそれっぽく聴こえますよ。
隣り合う鍵盤をわざと弾くといい感じですよー。
ね、ドラえもんでも弾けるでしょう。(←右手のみ)
ぜひ、挑戦してみてください。
さてさて、小室コードの続きですね。
それでは、まずこれを弾いてみてください。
♪ラ―ファ―ソ―ド↓♪ (↓は下のドに行きます)
ゆっくり、少し長めに弾いてください。
どうですか?
何か聴いたことありますね。
そうです、学校のチャイム。
♪キーンコーンカーンコーン♪
このキンコンカンコンが小室コードなんです。
♪ラ―ファ―ソ―ド↓♪
ということは、コードに直すと「A-F-G-C」(6-4-5-1)ですね。
さらに丁寧に言いますと、
「ラドミ-ファラド-ソシレ-ドミソ」なんですけど、弾いてみてください。
(実際は転回形などを使います)
♪♪♪~
どうですか?
チャイムとは思えないくらいかっこいいでしょう。
小室哲哉はこのコードだけで、いったいいくら稼いだのでしょうか。
ほんと、お得なコード進行です。
TMネットワーク時代の「GetWild」がこのコードです。
あと、B'zの「もう一度キスしたかった」もこれですね。
安室奈美恵の「NEVER END」とか。もうたくさんあります。
ダウンタウンの浜ちゃんが小室プロデュースでCD出したこと
ありましたよね?
あの曲も小室コードでした。
右手はコードの音を適当に弾いているとそれっぽく聴こえます。
私、実はこの小室コードを「教育実習」でやってしまいました。
しかも、最終日の研究授業で。
もちろん、授業計画書なるものには一切書かずにアドリブで
やってしまいました。
合唱コンクールの曲や、お堅いクラシックの曲ばかりで
つまらなかったので、いきなり「B'z」を弾いてあげました。
生徒は大喜び。
先生も大喜び。
本当です。
音楽は楽しいのが一番ですからね。