男子大学生の被験者に、女性の裸の写真がどのような
生理学的変化を生じさせるかを調べるとウソついて
実験に参加して欲しいとお願いしました。
そして、被験者に測定する装置のようなものを取り付けます。
もちろん実際には測定しません。
ここで、写真を見せるときに意図的に「心拍音」を流すのです。
被験者には「実験装置が古くて、余計な音がなるかもしれないが、
気にしないように」とお願いしておきました。
「心拍音」は本人もものではなく実験者側で作った音です。
写真の女性が変わるとによって「心拍音」を早めたり、遅くしたりしました。
そして、ウソの実験終了後。
あることが起きたのです。
「実験に参加してもらって、ありがとう。お礼に好きな女性の写真を
持って行っていいよ。」
すると、どうでしょう。
先程の実験で「心拍音」が早くなったときの女性の写真を持って
行った人が圧倒的の多かったのです。
自分の「心拍音」ではないのに、勘違いして何だかその女性に
ドキドキしてしまったと思ったのです。
身近な例で言うと、「吊り橋理論」とも言います。
ジェットコースターも同じ。
ドキドキしている感情があたかも相手に抱いている感情と
入れ替わってしまうのですね。
音は無意識に人間の脳に働きかけます。
いろんな場面で有効利用できそうですね。