BGMの心理学ブログ

音と環境はいつもセットで考えましょう

こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
車のBGMは少し小さくしてみましたか。

意外と大丈夫、聴けるもんだなあと思って頂けたら幸いです。

BGMを選ぶ時は絶対的な音楽の良さだけは選べません。
音と環境は常にセットで考えなくてはなりません。

昨日「マスキング」のところで、木々の擦れ合う音の話をしました。
木々の擦れ合う音の成分を見てみるとホワイトノイズととても近いのです。

ですから、ただ録音した木々の擦れ合う音を聴けばとてもではないですが心地よいものとは感じられません。
ところが、映像とセットで、もしくは実際に山に行って聴けばとても癒される音に変身するのです。

音楽が映像に与える影響に触れましたが、今回は映像が音楽を助ける例をあげました。
音だけは心地よい音環境は生まれません。

五感を使った音環境を構築したいものですね。

今日は少し雨模様ですので、シューベルトの「即興曲」聴いてみようと思います。
それでは、また。

BGMの音量

こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。

どうですか、周囲の音には敏感になってきましたでしょうか。

「音」に携わっている私でも、毎日注意していないと、全ての音に気を配るのは難しいことです。
人間はもともと、聴きたい音だけを聴くことができていますので、聴き流すということが得意なんですね。

ですから、普段意識しなかった音に感覚を向けてみると新鮮な感じがするかもしれません。

また、意識することによって音楽の選び方にも良い結果が出てくると思います。

今日は、ある喫茶店に行きました。
午後の4時くらいで、店内は閑散としていました。
お店は大通りに面しており、車の騒音も気になります。

周りにお客さんもいなかったので、スタッフのおしゃべり声も気になりました。
BGMはというと……

ほとんど聴こえません。

もったいないですよね。
もう少し、音量をあげるだけでも違ったと思います。

もちろん、うるさすぎるのは厳禁ですが静か過ぎるのも嫌なものなのです。

学校の教室でみんながガヤガヤお喋りしていて、なんかのタイミングで一瞬静かになる時がありますよね。
あれって、なんか嫌ですよね。適当に音があったほうが喋りやすい。

だから、BGMの音量には気を使わなくてはなりません。

適度な音量感覚を身に付けるようにしましょう。

車で音楽を聴く人は多いと思いますがあまり大音量にするのはおすすめできません。

人間は、大きい音に慣れると耳が悪くなります。中毒みたいなものです。

あえて、小さい音で聴いてみてください。10分もすれば大きい音とそれほど変わらず楽しめるはずです。
耳の感覚は常に養いたいものですね。

周波数のおもしろい話

こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。

前回、周波数の話が出たので、今日はちょっと小話をします。
人間の聞き取れる周波数は20Hzから20000Hzくらいです。

ピアノの一番低い音は27.5Hzですから、低くて聞き取れない音というは体験できそうです。
シンセサイザーをお持ちで、オクターブ調節がついているものでしたら最大まで低くすればピアノの最低音よりも下げられるはずです。

試しにやってみると、確かに低すぎて聴こえなくなる領域があります。
おもしろいのでやってみてください。不思議な感覚です。

電話は全ての音を通すわけではありません。
ピアノの最高音は聞こえません。

電話は、4000Hzまでしか聴こえませんので4096Hzの最高音は聴こえません。
あと、スズムシの泣き声も聴こえないですよ。

「彼女と電話すると、聴こえない時があるんですが、あいつ4000Hz以上の声でわめいていたのか。」
いや、ただ電話が壊れているだけだと思います。

女性の声は2000Hzくらいですから。

それでは、また。

マスキング現象

こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。

朝起きると、外も見ないのに天気がわかることがありませんか。

何だか、今日はくもりっぽいからもうちょっと寝ようとか、
おっ、今日は晴れてるなとか無意識にわかるときがあるように思います。

雨の時は雨音でわかるとは思いますが、不思議な感じですよね。
あっ、これって特別音楽の話に結びつけようとは思ってません。
すいません……。

「サウンド・スケープ」の続きでしたね。
情緒あるかえるの鳴き声、静かな雨音など耳に心地よい音もあります。

しかし、街中には車の騒音やサイレン、信号機の音など人工のあまり心地よいとは思えない音も多く存在します。
ある町ではそれらの音をうまく消す対策を考えているところもあるようです。

「マスキング」です。

ある音を別の音で消してしまうことです。周波数が近ければ近いほど効果が高いと言われています。
例えば、音楽を聴いている時にドライヤーをかけるとベース付近の音だけ聞こえたりしませんか。これです。

周波数というのはHz(ヘルツ)といい、音の高低を表す単位です。ピアノでいうと、真ん中のラが440Hz、一番低い音が27.5Hz、一番高い音が4096Hzです。

この現象を利用すれば車の騒音も少しは静かに感じるわけです。
車の騒音はだいたい、1000Hzくらい。
木々の擦れる音もだいたいそのくらいと言われています。

風が強い地域にうまくすれば、騒音が減少し、自然のサウンドデザインが完成するかもしれません。
お店や、職場でも利用できそうですね。

「あの上司いつもうるさいから、マスキングして。」
おお、そうきましたか。まあ、上司の話はちゃんと聞くとしましょうよ。

それでは、今回はこのへんで。

サウンドスケープとは

こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。

そうそう、前回紹介した「ディディエ・スキバン」ですが、
実は近くの本屋さんでかかっていたBGMでした。

はじめて入った本屋さんだったのですが、BGMが気になって仕方がなく、店員さんに聞いた次第です。
早速、その日のうちにCDを手に入れていました。

それからは、BGMにもひそかに期待してその本屋さんには通っています。
毎回行くたびに、良い音楽ばかり流れていて、立ち読みがはかどります!

おそらく、多くのお客さんが満足しているはずですよ。BGMをうまく使った良い例だと思います。
店員さんに聞いたのはそれっきりですけどね。

今日は、天気がいいついでに自転車で一回りしてきました。

「サウンドスケープ」という言葉を聞いたことがありますか。
日本語では「音の風景」と訳されることが多いようです。

音の環境を自然科学や人文科学など様々な側面から総合的に捉える概念です。
少し難しいでしょうから、実例をあげましょう。

私のうちの周りは田んぼばかりで、とても静かなところです。
普段はほとんど車ですから、今日はいろいろな音の発見がありました。

夕方になって出掛けたのですが、丁度かえるの大合唱が始まっていました。
音量で言えばとてもうるさいはずなのに、耳に心地よい音でした。

風で、擦れる木々の音。耳に流れる空気の流れ。日頃、忘れていた感覚を取り戻しました。
音と環境をうまく融合してすばらしい情景が広がっていました。

「サウンド・スケープ」とはこのような「音の風景」を言います。

次回は、「サウンド・スケープ」を意図的に作り上げる話をしましょう。
「サウンドデザイン」いうこともあります。

BGMや音楽で困ったことや質問等ありましたら、コメント欄からお書きください。
それでは、また。

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