共鳴現象とは

映像と音楽の相乗効果を高めるには

明るい映像に明るい音楽を組み合わせると相乗効果により、より効果を発揮します。

明るい映像とは明るい雰囲気という意味で、単純な明度のことではないですよ。念のため。

これを、専門用語では「共鳴現象」と言います。

この現象は、聴覚と視覚の明るさの感覚がだいたい同じ時に顕著に見られます。

さらに、どこから音がなっているのかわからない時により効果が発揮されます。

映像の発信位置と音の発信位置がまったく別のところでは少し効果が落ちるというわけです。

映像と音楽の「共鳴現象」はビジネスの場でも多く見られます。

ドラマやCMです。

ドラマでは良い音楽なしにはヒットは難しいでしょう。ひいては、音楽のヒットへと繋がっていくわけです。

ドラマや、CMからのヒット曲というのは今でも多いですよね。

ただ、全体に言えることは「聴覚優位」ということです。

極端な例をあげますが、とびきり悲しい映像にとびきり明るい音楽を合わせるとどうでしょう。

誰かが泣いている映像でも、音楽が明るければうれし泣きになるわけです。

これも、憶えておいて欲しいテクニックです。


BGMにも共鳴現象を考えましょう

BGMを考える上でこの「共鳴現象」は一つのキーワードになります。

覚えておいてくださいね。

「共鳴現象」とは視覚からの印象が聴覚が加わることによってより強いものになることです。

この場合、聴覚から視覚への流れが一般的で聴覚優位になるのが多いようです。

一部例外もありますが、それは次回にしましょう。

この「共鳴現象」を利用して印象を強めたい時は、その空間の持ち味を最大限に活かすことが大切です。

「ここは少し、静かに見える環境だからロックでも流そう」

これでは、「共鳴現象」にはなりません。

あくまでも、(例ですが)静かな場所に静かな音楽を組み合わせて、効果を発揮するのです。

無理は禁物ということですね。


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