BGMの心理学ブログ

相手の脳に入り込むミラーニューロン

フェルモンド齋藤に入り込むミラーニューロンというニューロンが人間の脳の中にあるということが、
最近になって発見されました。

これはイタリアのジャコモ・リゾラッティ博士らが発見したもので、
ミラーニューロンを簡単に説明すると、見ている相手と同じ脳の状態になれるということです。

こんな実験があります。
サルがある一定の動きをするときに発火するニューロンの働きを調べるというものです。
サルがその動きをする度に発火する運動に関するニューロンがあるのですが、
そのニューロンが、じっとしているサルにも発火する現象が起きたのです。

じっとしていると書きましたが、よく観察しているそのサルは他のサルが動いているのを
見ていたのです。

つまり、自分は動いていないのに、誰かが動いているのを見ているだけで、
脳内のミラーにその人を映し出し、あたかも自分が動いているかのように脳が
働いているということです。

CDを家で聴いているときと、コンサートに出かけて実際に生の演奏を聴いたときでは
まったく興奮や感動が違います。
そのときにはこのミラーニューロンが働いていると考えられます。

一流のピアニストの演奏を間近で見ると、その動きや音に酔いしれ、
自分もその世界に引き込まれます。
手に汗握るとは言いますが、まさにそのような瞬間もある。
演奏者と同じ脳になれるなんて、すばらしい体験ですね。

だから、生の演奏は録音とは比較にならないくらい感動できるのです。

今日は、フェルモンド齋藤の演奏で私と同じ脳になってください。
(って、写真じゃむりかな)

*今日のヒトコト*
演奏会のあの独特の雰囲気はミラーニューロンか

不思議な浮遊感を味わう

最近はバロックものが多いのですが、今日も。

スカルラッティのソナタからL.366ニ短調です。
このソナタは数多いスカルラッティのソナタでも大好きな一曲です。

不思議な浮遊感と何とも言えないリズム感で、時間を忘れてください。
演奏はポゴレリチです。

こちらは、きれいな映像です。
Ivo Pogorelich Plays Scarlatti Sonata L.366/K.1


そして、こちらはアンコールでの演奏。
ポゴレリチはスカルラッティがお好きなようです。
個人的にはこのテンポの方がいいですね。


音域が現代よりも格段に狭かった時代の音楽なのですが、
そんなことをまったく感じさせません。

こういった曲をしっかり聴かせるには相当な技量が必要です。
練習せねば。

*今日のヒトコト*
候補の曲です

キーシンの超絶ラフマニノフ

キーシンの迫力にはいつも圧倒されます。
見ていても気持ちいい。一瞬で音楽に陶酔している雰囲気が大好きです。
まるで、ロックのコンサートを聴いているみたいです。

今日はラフマニノフのプレリュードから「Op.23-5 g-moll」をお届けまします。
まずは、キーシンから。終わり方が最高にかっこいい。


そして、ランランのラフマニノフ。


二人ともまったくテンポが違う。

あなたはどちらがお好きでしょう。

*今日のヒトコト*
キーシンはこのアンコールのあとまだ弾いてます

フランスバロック音楽



ラモーを紹介します。

ラモーは1683生まれ。1764年に亡くなっていますので、バッハとほぼ同じ年代です。

フランスバロック音楽の作曲家です。
音自体は、複雑なものではありませんが、心にぐっとくる旋律にいつも感動を憶えます。

今日は、ラモーのクラブサン曲集から「未開人たち」をお届けします。
クラブサンで演奏するのが本当なのでしょうが、ピアノもなかなかいい感じです。

早速楽譜を取り寄せました。

それにしても、ラモーってあまり情報がないんですよね。
なぜでしょう。
バロックの音楽はやっぱり心が揺り動かされます。


*今日のヒトコト*
ピアノのCDは見つかりませんでした

ピアノの練習時間について

新潟大学の練習室
大学の頃は一日8時間、10時間の練習というのが当たり前でした。
周りの学生よりも、技術が劣っていることを認識していましたので、
練習時間だけは負けてなるものかと必死に練習していたのを思い出します。

今はというと、もちろんそんな時間は取れるわけでもないので、
どうやったら効率よく練習できるか、という考えを持つようになりました。

世間にはいろいろなピアノ教本が出回っていますが、
強烈な本が一冊ありましてそこには、「練習しなくても良い」というような
ことが書いてありました。

え?ウソでしょう。
今までの練習時間はなんだったのかと思うほどの内容でした。

「練習しなくも良い」というのは、決して何にもしなくも良いというわけではなく、
無駄な練習(指を鍛えたり、長時間ハノンやチェルニーのみを弾く)を否定し、
もっと効率的な練習方法をしなさいというものでした。

読んでみると、まあ言っていることは分かりますが、
脳でどうやって理解しても、如何せん指が動かない……。

こればっかりは仕方ありません。
手首の運動や脱力を脳で理解しても、それだけでは弾けないなあというのが
最近の正直な感想です。

やっぱり10分でも20分でもいいからハノンやピシュナを弾いて、準備運動しないと
どうにもしっくりこないんですよね。

当ブログにも登場していただいた、カプースチンの第一人者川上先生も実は
ハノンで相当上達したそうです。

そのことを聞いて、またハノンに熱が入っている今日この頃です。

ハノンは白鍵のみで、意味がないという人もいますが、私は完全に準備運動として
使っているのでその効果は出ていると感じています。

あとは、バッハでひたすら練習すれば指もまた動くようになるかな。

それと、ひとつこれだけは大事だと思うのは、
「スコアリーディング」です。

横文字で恐縮ですが、要するに和声進行や調性などをしっかり把握して弾くということです。
当たり前だ、と言われてしまいそうですが、学生の頃は意外と無頓着に弾いていました。

大人になって、時間もないしどうやったらもっと効率よく弾けるかなと思ったときに、
スコアリーディングを徹底的にやると良いという本に出会いまして、それからというもの、
少しは譜読みが早くなったような気がします。

最初はハ短調で、その後平行調の変ホ長調で少し明るく。すぐにハ短調に戻り、
ドッペルドミナントを経てト短調へ……。
と、こんな具合です。

暗譜にも役立ちます。
これからはまじめに、楽譜をしっかりと読み込んでから練習することにします。

写真は、大学生のころの練習室です。
この壁、よくありますね。

*今日のヒトコト*
来年はショパン生誕 200 年です

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