BGMでお店をブランド化
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
さて、今日は少し具体的に解説したいと思います。
居心地の良いお店とそうでないお店。何が違うのでしょう。
スタッフの対応、活気、品揃え、価格、ライティングなどいろいろと考えられます。
音楽はどうでしょうか?
「あそこはBGMがよくて、なんかいんだよな」
こう思うお店は、まず間違いなく音楽に気を使っているでしょう。
名前を出すと問題もあるでしょうから伏せておきますが、ある喫茶店での話。
「ここのBGMはとてもいい。有線ではないようだが、何を流しているんだい。」
実は、そこの会社が独自に開発したBGMだったのです。
それが、だんだん話題になりCD単体としても発売するに至ったほどです。
おっといきなりCDデビューかと思いますよね。
大丈夫です。確かにこの例は理想ですが、ちゃんと考えて流していれば既存の音楽で十分ですよ。
音楽というのは無意識の領域に入ってきますから、何も考えていで流しているととても怖いことになります。
ある程度きまった音楽を流すことによって、そのお店のブランド化にも繋がるわけです。
私も、とても居心地の良いお店があります。ビートルズがいつも流れていて、お店の雰囲気ともとてもマッチしています。いいですよ。
次回は、少し音楽の心理学を交えてお話しましょう。
この記事を書いている人
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新潟大学教育学部芸術学科でピアノ演奏と音楽心理学を専攻。音や音楽が人の感情におよぼす影響について研究する。飲食店やオフィスなど商用BGMに関するコンサルティング、ビジネス書、専門誌への寄稿、医療学会での講演、ラジオ、テレビ、雑誌などメディア露出も多数。BGMアドバイザーとして音楽を提供する企業への協力や、個人向けに音楽心理カウンセリング(音で心を整える)をおこなうなどその活動は多岐に渡る。
著書に「心を動かす音の心理学」がある
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