モーツァルト効果
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤寛です。
「モーツァルト効果」。
どこかで聞いたことありますか。
やはり、モーツァルトは避けて通ることはできません。
モーツァルトの曲を聴いて心が癒され、体調を回復させるなどの不思議な効果があるという説です。
実際に、モーツァルトを聴いてIQテストの成績が上がったという報告もあります。
しかし、これに反対する報告もあり、実は数年前に決着がついているのです。
まあ、このあたりの話は変な緊張感が伴いますからあまり書きませんが、
今では、モーツァルト独特の周波数というよりも、心理的な面の影響が多いようです。
要するに、モーツァルトじゃなくても、すばらしい音楽には人を癒す力があります。
モーツァルトをはじめ、音楽にはなぜそのような効果があるのでしょうか。
一つには「高周波」の効果といわれています。
この「高周波」が脳を心地よく刺激してα波が現れるというのです。
α波が出るということは、だ液が出たり消化器官が活発になったり発汗作用があったりといいことがたくさんあります。
このα波についても賛否両論ありますので、あまり深くは聞かないでください。
最新の研究を見守っていたいと思います。
モーツァルトの小話を少し。
3歳からピアノを弾き始めて5歳で作曲。←5歳って!
10代の頃にシスティーナ礼拝堂で門外不出の秘密の曲とされていた9声部の「ミゼーレ」をたった一度だけ聴いただけですべて書き起こしてしまったそうです。
モーツァルト以外に何人も挑戦したそうですが、9声部はさすがに無理だったようです。
9声部ですよ9声部。
モーツァルトが生涯作曲した数は626曲。10歳くらいから計算しても一ヶ月に2曲。交響曲でも1曲ですから人間技じゃありません。
このようにモーツァルトは人類史上類い稀な天才ですから、何か特別な力があっても不思議ではありません。
それでは、このへんで。
この記事を書いている人
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新潟大学教育学部芸術学科でピアノ演奏と音楽心理学を専攻。音や音楽が人の感情におよぼす影響について研究する。飲食店やオフィスなど商用BGMに関するコンサルティング、ビジネス書、専門誌への寄稿、医療学会での講演、ラジオ、テレビ、雑誌などメディア露出も多数。BGMアドバイザーとして音楽を提供する企業への協力や、個人向けに音楽心理カウンセリング(音で心を整える)をおこなうなどその活動は多岐に渡る。
著書に「心を動かす音の心理学」がある
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