スポーツと音楽
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤寛です。
前回は集中力を高める音楽として、バッハを紹介しました。
今日はスポーツと音楽を組み合わせて、集中力を高めるお話しです。
スポーツの世界で試合の直前に好きな音楽を聴いて、気持ちを高めるといったことは聞いたことがあると思います。
トリノオリンピックで金メダルを取った荒川静香選手もその一人で、本番直前には音楽を聴いてリラックスしたといいます。
一流スポーツ選手も音楽の力には一目置いていて、実際にメンタルトレーニングの一環として音楽を取り入れています。
スポーツと音楽は意外と近い関係があるのですね。
よく、スポーツジムで音楽を聴きながら走っている人を見かけます。
運動不足解消のほかに、リラックスしてストレス解消の目的もあるかもしれません。
本来耳は常に、開いている状態です。
それを敢えてヘッドフォンで塞ぎ、外部の音を遮断するわけです。
雑音が一切ない環境で、音楽の力を100%感じることはとても良いと思います。
通常のスピーカーで聴いていると高周波は軽減すると言われています。
それがヘッドフォンだとほとんどなくならないのです。
モーツァルトのところでも触れましたが、癒しには高周波が大きく影響しているという結果が出ています。
このあたりに、スポーツ選手がこだわる理由があるのかもしれませんね。
ただ、ヘッドフォンで大音量は控えて下さいね。
それでは、また。

この記事を書いている人
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新潟大学教育学部芸術学科でピアノ演奏と音楽心理学を専攻。音や音楽が人の感情におよぼす影響について研究する。飲食店やオフィスなど商用BGMに関するコンサルティング、ビジネス書、専門誌への寄稿、医療学会での講演、ラジオ、テレビ、雑誌などメディア露出も多数。BGMアドバイザーとして音楽を提供する企業への協力や、個人向けに音楽心理カウンセリング(音で心を整える)をおこなうなどその活動は多岐に渡る。
著書に「心を動かす音の心理学」がある
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