食事に適した音楽とは
BGMの効果をもっともっと、考えなくてはいけないのが飲食店なのですが、
実際のところ食事に適した音楽というのはあるのでしょうか。
いろいろな要素が考えられますが、まず考えてもらいたいのが、
その音楽の「重さ」です。
これは、感覚的なものでOK。
ある食介護学会のときにもお話させていただいたのですが、
重い音楽は胃に負担をかけます。
そして、リラックスさせるための副交感神経が優位にならず、
唾液の分泌も難しい。
ちなみに、専門家の話では唾液を意図的に分泌させるのはとても難しいそうです。
まずは、お店に流れているBGMを聴いて、「重くないか」を考えてみてください。
お客さんは決して「この音楽は重いから、食事が進まないよ」とは言いません。
でも、無意識に感じるお店への印象、その場で感じる印象には影響を与えて
いるのです。
ほとんどの人はBGMなんて気にしていません。
ましてや、食事と音楽の関係性なんて。
あなたは違いますね。
音楽の持つ効果に気づき始めているはずです。
ぜひ、自分のお店のBGMチェックしてみてください。
この記事を書いている人
- Twitter:@fermondo
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新潟大学教育学部芸術学科でピアノ演奏と音楽心理学を専攻。音や音楽が人の感情におよぼす影響について研究する。飲食店やオフィスなど商用BGMに関するコンサルティング、ビジネス書、専門誌への寄稿、医療学会での講演、ラジオ、テレビ、雑誌などメディア露出も多数。BGMアドバイザーとして音楽を提供する企業への協力や、個人向けに音楽心理カウンセリング(音で心を整える)をおこなうなどその活動は多岐に渡る。
著書に「心を動かす音の心理学」がある
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