ピアノ教室コンサルタントの藤拓弘先生が二冊続けて出版されました
『ピアノ講師の仕事術』と『レッスン力を上げる55の言葉』
ピアノ講師の仕事術は音大では教えてくれない
ピアノ教室のコンサルタントとしてリーラ・ムジカ代表の藤拓弘先生の書籍が二冊続けて発売されました。まずは、こちら『ピアノ講師の仕事術』。
サブタイトルは「音大では教えてくれない7つのこと」です。
すばらしいタイトル。そして、内容が本当にためになることばかりです。
ピアノの先生は音大を卒業して個人で教室を運営している方が多いということで、「仕事術」とうたっているのはこの本が唯一ではないでしょうか。
音大ではビジネスや仕事術というキーワードからは確かに遠いところにあるかもしれません。
でも、ピアノ教室といってもそれは立派なビジネス。けっしてボランティアではありません。
ピアノの技術や楽しみを教えてその対価をもらう。
このことを意識することはとても大切です。
藤先生は年間300冊を超える書籍を読破していらっしゃいます。そこから生まれる豊富な知識とアイデア。それから、ピアノ講師が教室を運営していく中で大切なこと、忘れがちなことについて的確に書かれています。
私が気に入ったのは「一日は寝る前に始まる」という項。
内容は、本書を読んで欲しいのですが、確かにその通り。
人間はつい先延ばしにしてしまう生き物。これが徹底できれば、成長のスピードは格段に上がるでしょう。
音大では教えてくれない7つのこととは以下の章立てで書かれています。
【第1章】仕事術
【第2章】時間術
【第3章】マインド術
【第4章】レッスン術
【第5章】学び術
【第6章】人脈術
【第7章】目標達成術
ぜひ、ご一読ください。
この言葉を読むだけでレッスンへの取り組みが変わる
もう一冊はヤマハミュージックメディアから出ている『レッスン力を上げる55の言葉』です。(実は私の書籍と編集者さんが一緒です)
ピアノの先生へ向けてのレッスン力を上げる55の言葉が並んでいます。
今までにないかたちの書籍ではないでしょうか。
シンプルなのに、グッと心に伝わる珠玉の言葉たち。
読み終わったあとはとてもすがすがしい気持ちになります。
誰でも、毎日同じ気持ちでいることはありません。
昨日は明るく生徒に接していたのに、今日はなんだかイライラ。
そんなことも人間だからあるでしょう。
この本を読むと、なぜピアノ講師をしているのか、またピアノ講師にしかできないことは何か。そんなことを考えさせられ、前向きな気持ちが生まれてきます。
55の言葉。
ゴジラ松井が好きかどうかは聞き忘れてしまいましたが、
私がグッと来たのは「夫力をつけさせる」という言葉。
グッと……。いや、ドキッとでしょうか。
パートナーの協力は褒めて感謝する気持ちを伝えることで得られる。
男は一人では何もできない生き物。
はい。まったくその通りです。
まずは、脱いだものは洗濯機に入れましょう。男性諸君。
内容はこちら。
【第1章】教える力
【第2章】集める力
【第3章】運営する力
【第4章】つながる力
【第5章】学ぶ力
【第6章】両立する力
【第7章】夢をかなえる力
本当にすばらしい二冊の書籍。
どちらもおすすめです。
ぜひ、お読みください。
この記事を書いている人
- Twitter:@fermondo
- 齋藤寛のFacebook(お気軽にどうぞ)
新潟大学教育学部芸術学科でピアノ演奏と音楽心理学を専攻。音や音楽が人の感情におよぼす影響について研究する。飲食店やオフィスなど商用BGMに関するコンサルティング、ビジネス書、専門誌への寄稿、医療学会での講演、ラジオ、テレビ、雑誌などメディア露出も多数。BGMアドバイザーとして音楽を提供する企業への協力や、個人向けに音楽心理カウンセリング(音で心を整える)をおこなうなどその活動は多岐に渡る。
著書に「心を動かす音の心理学」がある
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