BGMの音量
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
どうですか、周囲の音には敏感になってきましたでしょうか。
「音」に携わっている私でも、毎日注意していないと、全ての音に気を配るのは難しいことです。
人間はもともと、聴きたい音だけを聴くことができていますので、聴き流すということが得意なんですね。
ですから、普段意識しなかった音に感覚を向けてみると新鮮な感じがするかもしれません。
また、意識することによって音楽の選び方にも良い結果が出てくると思います。
今日は、ある喫茶店に行きました。
午後の4時くらいで、店内は閑散としていました。
お店は大通りに面しており、車の騒音も気になります。
周りにお客さんもいなかったので、スタッフのおしゃべり声も気になりました。
BGMはというと……
ほとんど聴こえません。
もったいないですよね。
もう少し、音量をあげるだけでも違ったと思います。
もちろん、うるさすぎるのは厳禁ですが静か過ぎるのも嫌なものなのです。
学校の教室でみんながガヤガヤお喋りしていて、なんかのタイミングで一瞬静かになる時がありますよね。
あれって、なんか嫌ですよね。適当に音があったほうが喋りやすい。
だから、BGMの音量には気を使わなくてはなりません。
適度な音量感覚を身に付けるようにしましょう。
車で音楽を聴く人は多いと思いますがあまり大音量にするのはおすすめできません。
人間は、大きい音に慣れると耳が悪くなります。中毒みたいなものです。
あえて、小さい音で聴いてみてください。10分もすれば大きい音とそれほど変わらず楽しめるはずです。
耳の感覚は常に養いたいものですね。
この記事を書いている人
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新潟大学教育学部芸術学科でピアノ演奏と音楽心理学を専攻。音や音楽が人の感情におよぼす影響について研究する。飲食店やオフィスなど商用BGMに関するコンサルティング、ビジネス書、専門誌への寄稿、医療学会での講演、ラジオ、テレビ、雑誌などメディア露出も多数。BGMアドバイザーとして音楽を提供する企業への協力や、個人向けに音楽心理カウンセリング(音で心を整える)をおこなうなどその活動は多岐に渡る。
著書に「心を動かす音の心理学」がある
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