ヘッドフォンの調節の仕方
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤寛です。
今日は、以前にお話したヘッドフォン難聴の続きです。
ヘッドフォンで音楽を聴く場合は、なるべく大きくしないで聴いてくださいね。
ある日突然、突発性難聴になる可能性もあるとのことですので、音量には気を使ってください。
耳を傷めてしまう主な原因をあげましょう。
1.音量
2.時間
3.周波数(音の高さ)
この三つが大きく影響します。
高い周波数の大きい音を長い時間聴いていると難聴のリスクが高まります。
一度、難聴になるとなかなか治らないという話も聞きます。
気をつけましょうね。
そこで、ヘッドフォンの音量の調節の仕方をお教えしましょう。
ヘッドフォンにはオープンエア型とクローズド型があります。
これは、外の音が聞こえるかどうかといった区別です。
オープンエア型は外の音も聞こえるタイプで、ついつい音量を大きくしがちです。
静かな部屋でヘッドフォンをして、通常の会話ができる音量で聴くと安全です。
外で聞くときは騒音をマスキングしようとして音を大きくする傾向があります。
よく、音が漏れていて「シャカシャカ」鳴っているのを見かけます。
あれは危険ですのでやめましょうね。
クローズド型は、片耳をはずしてその耳で通常の会話ができる程度の音量にしましょう。
どちらが良いかということはいちがいには言えませんが、外で聴く機会の多い場合はクローズド型がよいでしょう。オープン型は騒音より大きくしがちですから。
それでは、このへんで。
この記事を書いている人
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新潟大学教育学部芸術学科でピアノ演奏と音楽心理学を専攻。音や音楽が人の感情におよぼす影響について研究する。飲食店やオフィスなど商用BGMに関するコンサルティング、ビジネス書、専門誌への寄稿、医療学会での講演、ラジオ、テレビ、雑誌などメディア露出も多数。BGMアドバイザーとして音楽を提供する企業への協力や、個人向けに音楽心理カウンセリング(音で心を整える)をおこなうなどその活動は多岐に渡る。
著書に「心を動かす音の心理学」がある
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